今週末のUFC308では、ロバート・ウィテカーとカムザット・チマエフが対戦します。
ミドル級の5ラウンドマッチで戦うことになるものの、ウィテカーはチマエフが早々にスタミナ切れを起こすとは考えていません。
ウィテカーは今週のメディアデーで、チマエフ戦に向けて入念な準備をしてきたことを明らかにしました。
「彼が最初から最後まで激しく攻めてくると予想していて、それに備えて準備してきたよ。人生で最も厳しい試合になるよう準備してきたし、最初の5分から10分は全力疾走するなど非常にハードなスタートを切る。5分引き延ばすこともあるだろう。もしそうなら25分間全力疾走する準備はできている。戦争に臨むよ。彼は本当にハードな戦い方で試合に臨むことで大きな成功を収めてきた。疲れ果てていようが、試合にかなり楽々と勝ってきたし、しかも最初のラウンドで彼が示したのは圧倒的な強さだった。彼が最高の姿を見せてくれることを期待しているよ。ハードに最後まで戦い続ける男であると期待しているし、そのための準備ができている。そのためのトレーニングをしてきたんだ。1ラウンドが終わったらゲームオーバーだと思ってトレーニングするつもりはない。彼が最高の姿で現れることを想定して準備をしてきたんだ」
通常UFCではタイトル戦やメインイベント以外3ラウンドになるものの、この試合は5ラウンドマッチとして行われます。
ウィテカーは5ラウンドになったのは自身の選択ではないと語りました。
「なぜそんなことをするのか?5ラウンドは3ラウンドよりはるかに難しいんだ。これまでたくさん戦ってきたが楽しくない。でもわからないね。私は格闘技をやっている。もし3ラウンド、5ラウンド、10ラウンドで戦って欲しいなら、そのためのトレーニングをして、準備をして試合に臨むつもりだ」
ウィテカーとチマエフは今年6月に対戦する予定だったものの、チマエフが体調不良で欠場したことから、代わりにイクラム・アリスケロフが出場しました。
そしてウィテカーはアリスケロフに1ラウンドTKOで勝利しています。
チマエフ戦もアリスケロフと同じように勝つつもりだと語りました。
「前回の試合と同じように、今回も獲物を狩るつもりだよ。この試合でもそうするつもりだ。この試合では私がハンターだ。私がプレデターで彼を探すつもりだよ」
ウィテカーがもしチマエフに勝利すれば、今後ミドル級王者のドリカス・デュ・プレシへの挑戦も見えてきます。
「ドリカス戦で負けてからちょっと目が覚めたよ。いくつか変えたんだ。ジムの中でも外でもね。これまで以上に一生懸命トレーニングしたし、その成果が今年のどの試合にも表れている。試合ごとに調子が上がっているよ。これまで勝ち取ってきたことに自信を持ち、もっと自分を信じるようになったんだ。この試合に全力で臨むつもりだよ」