“ピットブル”の鎖が外された。
パトリシオ・フレイレがPFLとの契約を解除され、フリーエージェントになったと、プロモーション創設者のドン・デイビスが発表した。
フレイレ(MMA36勝7敗、UFC24勝6敗)は何週間にもわたって、火曜日に長時間に及ぶ不満をぶちまけるなど、公にリリースを求めていたが、プロモーションはこれを受け入れた。
「パトリシオをリリースする。”PFLMMAはチャンスのためにある。私はトップファイターのために新しい素晴らしいチャンスを作るためにこの会社を設立した」
37歳のフレイレは、UFCや他のプロモーションと話をすることは許されるが、マッチング権の対象となる可能性がある、と事情通がMMA Junkieに語っている。このニュースが流れた直後、フレイレはPFL関係者と連絡を取り合い、完全かつ無条件のリリースを認められたと語った。
「”ピットブル”はベラトール史上最強のファイターとの呼び声も高い。フェザー級を主戦場とし、3度の王座に就いたが、同プロモーションのライト級王座も保持していた。
フレイレは2010年4月のベラトール15でのデビュー以来、同ブランドに在籍。同プロモーションには30回出場し(ほとんどがタイトル戦)、フェザー級・ライト級の二階級制覇を果たしている。
「僕のキャリアで積み上げてきた数字や試合内容なら、UFCは僕を歓迎してくれると思う」とフレイレは語った。「この素晴らしい団体で自分のスキルを披露するチャンスを得たい。シャークタンクに飛び込んでみたい。トップ選手と戦いたい。すぐにタイトルマッチが無理でも、早くそこに導いてくれるような選手を紹介してほしい」
続けて「ブライアン・オルテガ、モブサル・エヴロエフ、ディエゴ・ロペス、アレクサンダー・ヴォルカノフスキー、ヤイアー・ロドリゲスなど、すでにタイトルマッチを戦っている選手もいる。だから、今はディエゴ以外のフレッシュな名前はあまりいない。僕をそこに連れてくれば、この階級にフレッシュな血が入り、本当の意味でのシェイプアップになると思う。この選手たちと戦って、自分の実力を証明したい」と熱意をたぎらせた。
“ピットブル”の実力は、トップ選手に通じるのか……。