ショーン・オマリーは、メラブ・ドバリシビリとの再戦で、最高の試合を披露する準備ができている。
UFCは先日、オマリーが6月7日にニュージャージー州ニューアークで開催されるUFC316のメインイベントで、バンタム級王者ドバリシビリと再戦すると発表した。ドバリシビリは昨年9月にオマリーを破ってタイトルを獲得し、UFC 311では無敗の挑戦者ウマル・ヌルマゴメドフを相手に防衛に成功した。一方、オマリーは敗北以来、まだオクタゴンに上がっていない。
この再戦はファンから反発を招いており、初戦でつまらない判定負けを喫したオマリーに、なぜこのチャンスが与えられたのかと疑問を抱くファンも多い。オマリーはアリエル・ヘルワニ・ショーで批判に応え、このニュースに憤慨している人々へのアドバイスを送った。
「見ないでくれ。6月7日の夜、リアリティ番組なんて見てろ。試合なんて見ないでくれ」とコメント。
オマリーは以前、ドバリシビリとの即時再戦を要求していたが、同時に肩の負傷のため手術と回復期間が必要であることも発表した。再戦の時が来た時、オマリーはマッチメーカーに要求するつもりはなかったと主張したが、タイトルの有無にかかわらず、ドバリシビリに敗れた雪辱を果たす機会が欲しいと明言した。
「UFCが再戦の機会を与えてくれたことにとても感謝している」とオマリーは語った。
「UFCとはあまり話さなかった。ただ、本当に興味があるのはあの試合だけだと伝えた。ベルト自体が欲しかったわけではなく、メラブとの試合が欲しかったんだ。あの試合を取り戻したかったので、ほとんど交渉の余地はなかった。『よし、やろう』という感じだ」と明かす。
オマリーによると、けがのせいで試合に向けたトレーニングが制限され、特にドバリシビリの容赦ないグラップリングに対抗するディフェンスの準備が大変だったようだ。オマリーは以前、UFC292でドバリシビリの親友でありチームメイトでもあるアルジャメイン・スターリングをノックアウトし、自身のタイトル獲得への道を歩み始めていたグラップリングのスペシャリストを破った。
ドバリシビリはオマリーにキャリア2敗目を喫させた。最初の敗北はバンタム級候補のマルロン・ヴェラ戦だった。オマリーはこの敗北に屈することはなかった。
「敗北から立ち直る道は二つある」とオマリーは語った。
「上がるか下がるかのどちらかだ。私は上がりたかった。キャンプ、試合全体が明らかに計画通りには進まなかったが、だからこそ今回の試合はより一層素晴らしいものになると思う。私は圧倒的なアンダードッグになる。6月7日の試合で、私の実力は誰も予想していないだろう。だからこそ、より一層素晴らしいものになるだろう」と自信を見せた。
「最初のチト戦が本来の展開ではなかったことを証明するために、3年半待たなければならなかった。今回は、それほど長く待つ必要はなかったけど、メラブとの再戦で同じようなことをやれるのが楽しみだよ」と試合を楽しみにしている。
オマリーにとって重要なのは、初戦でドバリシビリに圧倒されたとは思っていないということだ。
試合当日、彼はなぜこれほど早く再戦のチャンスを得られるのか、その真価を証明しようと計画している。
「前回の試合は、多くの人が真剣に再試合したとは思えない。再試合するほどの価値がある試合ではないからね」とオマリーは語った。
「確かに、2度見ると、初めて生で見た時よりも接戦だったことに気付くだろう。しかし、再試合した人はそれほど多くないだろうし、再試合に興味も持てず、意見もほとんど変わらないだろう。繰り返すが、彼らは興味がない。見ない。でも、私が試合に出て勝てば、きっとみんなもう一度見るだろう。少なくとも、フィニッシュがあるならフィニッシュまで見直すはずだ。5ラウンドの決着になるかもしれないし、フィニッシュになるかもしれない。どうなるか見よう。結局のところ、土曜日が来たら、人々はこの試合について語り合うことになるはずだ」と締めくくった。
ショーン・オマリーが見せた自信満々のコメント。実際にそうなるのか、期待だ。