元UFC&PFLヘビー級ファイターのモーリス・グリーンが、格闘技人生から新たな「演技のリング」へ華麗な転身を遂げている!ジョーダン・ピール製作の新作ホラー映画『Him』で遂に主演に抜擢――その裏には、偶然の出会いと執念の努力に満ちたドラマがある。
ニューメキシコ移住後、グリーンは「何も俳優になるつもりはなかった。MMAのための移住だった」と率直に語る。しかし現地で映画関係者と偶然出会い、格闘場面のエキストラから俳優への第一歩。「The Ultimate Fighter」出演時にも「ハリウッドに行け」とよく言われたが、実際には違うと感じていた。それでもチャンスを見つけると一念発起。演技レッスンやモノローグに挑戦し、2年弱で100回以上のオーディションに挑む行動力は“ファイター魂”そのもの!
グリーンの原点は「いじめられっ子」からの格闘転身。体重を45キロ以上落とし30日で初試合へ。その後UFC入り、PFL参戦、ベアナックルMMAなど本物の“格闘ロード”を歩む。引退のきっかけは首の神経系の故障とグレッグ・ハーディ戦後の怪我。「最後のDirty Boxingでは45秒KO負け。体は限界、これ以上家族や未来を犠牲にできない」と潔くリングを降りた。「自分のキャリアは誇り。批判もあるが、誰よりも全力で戦った!」
映画「Him」では、主演のカメロン・ケイド(タイリク・ウィザース)を苦しめる謎のコーチ役――血まみれの激闘、圧倒的な存在感を発揮し、ハリウッドで新たな挑戦を始めている。他にもスタントや小さな役から積み重ね、すでに次回作にも出演予定。「演技も格闘技も違う筋肉を使う苦労があるが、常に全力で取り組む。現場はすべて勉強だ!」と進化を止めない。
“格闘家から俳優へ”――モーリス・グリーンの新章は始まったばかり!全てを打ち込む情熱、家族と夢の両立を武器に、第二のリングで“真の主役”になる日が必ずやってくるだろう。これからの大逆転劇・新たなフィニッシュに、世界が刮目せよ!