ジェイク・ポールがついに沈黙を破った。11月14日にNetflix で配信予定だったジェルボンタ“タンク”デイビス戦の中止を受け、彼が激しい怒りをあらわにしたのだ。試合が白紙となったのは、デイビスの元恋人が起こした訴訟が原因。暴行や誘拐など複数の罪で告発され、ポールのプロモーション会社Most Valuable Promotions は代替対戦相手を探したものの、間に合わず試合は正式にキャンセルとなった。
発表直後、ジェイク・ポールはInstagram でデイビスを痛烈に批判。「ジェルボンタ・デイビスは人間の皮をかぶったゴミだ。彼と仕事をするのは悪夢でしかなかった」と投稿。遅刻、不可解な要求、数々の逮捕歴といった問題行動を列挙し、「こんな男を支持するのは、人として最低な行為を支持するのと同じ」と断言した。「俺の会社は女性を尊重する組織だ。この“女性への加害者”にチャンスを与える気はない」と語り、女性支援団体としての立場も強調している。
デイビスの家庭内暴力疑惑は今回が初めてではない。2020年、2022年、そして2025年7月にも似たような逮捕歴があるが、いずれも被害者側の取り下げで不起訴となってきた。しかし今回は訴訟にまで発展し、Netflix 側も共に契約解除を決断。ここにきてジェルボンタ・デイビスのキャリアは危機的状況に直面している。
一方、ジェイク・ポールは「こんな男の“SWAG”を真に受けるな。もっと価値あるものを応援しろ」とファンに呼びかけ、「俺は次へ進む。いつでも、誰でも、どこでも戦う」とコメント。12月にも試合復帰を模索中で、候補にはフランシス・ガヌーやネイト・ディアスの名も挙がっているという。もしディアスとの再戦が実現すれば、2023年以来の再激突だ。
度重なる騒動の渦中にいても、ジェイク・ポールは一貫して「リングの上で結果を出すこと」への意欲を失っていない。誰よりも光と闇を経験してきた男が、また一歩前へ進む。世間を騒がすだけでは終わらない――ジェイク・ポールの“本気”は、まだこれから見せてもらうとしよう!
