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マゴメド“チャンコ”ザイヌコフ、UFC322乱闘でディロン・ダニス撃墜も「まだ全然足りねぇ!」本物の意地と忠誠に爆発宣言!

UFC 322で注目を集めた乱闘劇の中心にいたのが、新星ファイターのマゴメド・ザイヌコフだ。ファンから“チャンコ”や“ジョン・ポーク”の愛称で呼ばれるザイヌコフは、マディソン・スクエア・ガーデンでチームメイトのイスラム・マカチェフのタイトル戦を見守るため来場したが、その前に事件が勃発した。ディロン・ダニスとマカチェフ陣営複数人が観客席でバトルを起こし、彼ら全員が即座に会場から排除された。

ザイヌコフは自ら乱闘の口火を切った理由を、「ダニスがチームや自分の兄弟分であるハビブ・ヌルマゴメドフ、イスラム・マカチェフについて、SNSなどで侮辱的な言動を繰り返し、発言の責任を問いたかった」と説明。考える間もなく右ストレートを打ち込み、相手を倒して火蓋が切って落とされたという。その後は玉突き状に乱闘が続き、とりあえず全員が強制退場となった。ザイヌコフ自身「ホテルで試合を観ていた方が良かったかも」と振り返るも、「言葉には責任を持つべきだ。家族やチームを誹謗されたら放っておけない」と強い忠誠心を示した。

ダニスは以前から物議を醸す発言が多く、コナー・マクレガーのチームメイトとして騒動の中心にいることが多かった。今回もUFC CEOのダナ・ホワイトがダニスの今後のUFCイベント追放を発表し、組織的にも制裁措置が取られる事態となった。ただし乱闘そのものは予想以上に大きな傷害はなく、ザイヌコフの拳に多少の傷ができた程度だった。

ザイヌコフは「もっと戦う機会が欲しかった。彼にはあれではまだ足りない」と語り、事件に一切後悔はない様子。自身はコンテンダーシリーズでUFC入りを果たしたばかりの無敗プロスペクトであり、今後の正式デビュー戦にも大きな期待が寄せられている。

マゴメド・ザイヌコフの“言葉と存在の重み”を体現する姿勢は、単なるパフォーマンスではなく、団体や仲間への真剣な忠誠心の裏返しでもある。乱闘を起こしても信念を貫く彼のようなファイターが、新しいUFCの風を吹き込む日もそう遠くない!決して一過性の事件で終わらせず、“本物の男”として堂々と活躍してほしいものだ!今後のザイヌコフのリング上での爆進劇から目が離せない!