ヤスミン・ルシンドは、9月に禁止薬物であるメステロロンの陽性反応が出たため、12月13日に予定されていたジリアン・ロバートソンとの試合を辞退することになった。彼女のチームは現在、汚染の可能性があるサプリメントの検査を進めており、意図的な使用ではなく、汚染によるものと強く信じている。ルシンドはこれまで8月と10月の検査で陰性を確認している。
メステロロンは低テストステロン治療に用いられるアンドロゲンおよびアナボリックステロイドで、UFCのアンチドーピング規定で常に禁止されている。ネバダ州アスレチックコミッションはルシンドに一時停止処分を出しており、彼女はこれに対する弁明の準備をしている。23歳のルシンドは、8月にアンジェラ・ヒルに判定勝利を収めて以来試合から遠ざかっている。
ルシンドはこれまでにマリナ・ロドリゲス、カロリーナ・コワルキエヴィッチといったベテランを破り、UFC女子ストロー級で最有望の一角とされている。今回の陽性結果は彼女にとって痛手だが、チームは正当な調査を通じて汚染の証明に努め、潔白を証明したいと強く希望している。
この状況は、決して彼女のキャリアの終わりを意味するものではない。むしろ厳しい試練を乗り越え、さらに強くなるための一歩ともいえる。ヤスミン・ルシンドの今後の活躍に大いに期待したい。ファンとしても彼女を信じて、これからの戦いを熱く応援し続けよう!
