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ピョートル・ヤン、メラブ・ドバリシビリの2025年4度防衛を一蹴「バックヤードで戦うのは楽勝だ!」

ピョートル・ヤンが土曜日のUFC 323メインでメラブ・ドバリシビリのバンタム級タイトルに挑む。ドバリシビリが勝てば2025年4度目の防衛成功でUFC年間最多記録樹立だ。立派な偉業であるが、ヤンは「ホームアドバンテージありきだ」と異議を唱える。ドバリシビリの防衛戦がニュージャージー、ラスベガス、ロサンゼルス中心であるため、「バックヤードで戦うのは楽勝だ。俺も2018年に5戦したがホームではなかった。ホームなら10戦できた」とメディアデーでロシア語通訳を通じて痛烈に批判した。

ヤンは2018年デビュー後5連勝で2020年にジョゼ・アルドを破って王座戴冠も、初防衛でアリジャメイン・スターリングに違反膝蹴りで失格負け。以降コーリー・サンドヘイゲンに暫定王座を取られ、スターリング再戦でスプリット判定負けである。ドバリシビリにも2023年3月に敗れているが、再戦成績1勝1敗の経験を活かし、「前回より100%良くなる。スターリング戦の座り込み引き延ばし対策も完璧だ」と自信を見せる。大穴扱いされても「地球の裏側から飛んで相手のホームで戦うプレッシャーは計り知れない」と11年選手の意地を燃やす。

ヤンの闘志が熱い。ドバリシビリの記録防衛か、ヤンの逆転アップセットか見ものだ。両者ともバンタム級のレジェンドであり、最高の戦いを期待する。両者の意地と進化に全力で応援だ。UFC 323で歴史が動く!