5月にRIZINに出場して敗れた元UFCファイターのイアン・マッコールですが、15年間のキャリアを終えて引退することを『The MMA Hour』で明らかにしました。
今後についてはまだ正式に決まっていないものの、やりたいことはたくさんあるとマッコールは語ります。
「私はとうとう引退するよ。人々はこれを長い間待っていたと思う。これで終わりだ。このスポーツは私からとても多くのものと取っていった。それを取られたと言ってはいけないね。このスポーツにとても多くのものを与えられたんだ。私は数年前は世界で最高の選手だったし、人々はデメトリアスを打ち負かした選手として話題を持ち出してくれいているね」
「楽しい経験ができたけど、それと同時にこれで終わりだ。フィジカル的にはまだできると思っている。誰かを打ち負かし、楽しい時間を過ごしてきて、私はこのスポーツが好きだけど、いつも私に悪いことが起こるなんて言っているヤツは嫌いだし、世界でベストな選手へはだんだん遠ざかっている。もし私が世界最高のレベルで戦えないのであれば、それは私にとって価値がないことなんだ」
「私は誰にも負けない仕事観を持っている。だからMMAから別の仕事や別の分野へ自分が知っていることを伝えるつもりだ。私はいつもMMAの一部だし、いつもジムにいるつもりだよ。柔術で黒帯を取る必要があるからね。おそらくファイトプロモーションに務めるかもしれないが、本当に何をしていくのかわからない。私はCombateと話をしているけど、私と(プロデューサーの)キャンベル・マクラーレンは、ぐずぐずしてなかなか進まないんだよ」
「私にはやりたいことがたくさんあり、多くの選択肢があるけど、本当は若いファイターにこのスポーツの後に何をするべきかを示していきたいんだ。私は少しだけどこのスポーツのパイオニアだったからね。それに彼らは選択肢がないし、このスポーツの人たちは賢くないんだよ。こめんねみんな、私たちは世界で最も賢くない人たちなんだ。だから時給25ドル(約2,700円)でジムのトレーナーになること以外、良い仕事に就けない人たちを見ていると本当に悲しいんだ」
マッコールは稼ぐことができる大きな試合のオファーがいつか来れば、再び戦うことを検討すると言っていますが、今のところそれは起こらないようです。彼は後悔していることはあるかと尋ねられると次のように語っています。
「全体的に見て、たとえ後悔していることがたくさんあったとしても、私には多くの楽しいことがあったと言いたいね。確かにたくさん稼ぐことはできなかったけど、今度はどこか他の場所で稼ぐつもりだ。良い人生だったし、満足しているよ」
(mmafighting)