2011年からこれまでUFCの放送する権利は、FOX Sportsが所有していましたが、来年それが変わることになるようです。
ESPNはアメリカ現地時間水曜日、UFCと5年間にわたる長期契約を新たに締結したことを発表しました。これにより2019年からはFOXに代わってESPNが放送していくことになります。
今回の契約でESPNはUFCに5年間で総額15億ドル(約1640億円)を支払うことになり、年間にすると3億ドル(約329億円)となります。
これまでFOXは7年間の契約を結んでいましたが、『MMA Fighting』によると、年間1億ドルをUFCに支払っていたようです。
今回の契約終了したことで、UFCは年4億ドルまで引き上げることを望んでいたとのことですが、その金額には届かなかったものの、ESPNとの契約により大幅なアップを勝ち取ることに成功しました。
日本にはあまり関係ありませんが、『ESPN.com』によると、UFCファイトナイトシリーズが年間30大会あるうち、2019年からはストリーミングサービスのESPNプラスで20大会、残りの10大会をESPNのテレビで放送される予定だと伝えています。
またESPNはこれまでFOXが行ってきたように、2019年も年間12回のペイパービューでプレリミナリーカードを放送する予定だとも言及しています。(メインカードはペイパービューでの支払い)
ちなみにですが、UFCの放映権を失ったFOXは、2019年10月からWWEブランドの一つであるSmack Downの放映権をこれまで以上の金額で獲得することになったと一斉に報じられました。Smack Downは現在、NBCユニバーサルグループの傘下であるUSAネットワークで放送されています。
アメリカではUFCやWWEのメジャー格闘技の放映権がこれまでの2倍、3倍になったことで、2019年から市場規模がかなり拡大していくことになりそうです。
(mmafighting)