インタビュー・コメント

タイトル戦がなくなったイェンジェイチックの声明

当初12月8日にカナダのトロントで開催されるUFC231では、空位となっている女子フライ級タイトル戦としてヨアナ・イェンジェイチック対ヴァレンティーナ・シェフチェンコの試合が行われる予定でした。

しかし11月3日に開催されるUFC230のメインイベントが決定していないことから、UFCはフライ級女子タイトル戦をスライドさせることに決定しました。

ところがこのカードはなぜかイェンジェイチックが含まれておらず、UFC230のメインイベントはシェフチェンコ対ユーバンクスへと変更されていました。

これに対してイェンジェイチックはソーシャルメディアで、この決定に納得していないと声明を発表しています。

「私が試合を欠場する?絶対にない!ここに真実をお話しします。昨日私は試合がキャンセルされたことを知らされました。残念ながら、私はジャーナリストからこのニュースを聞いて、とてもショックを受けました。怒りと悲しみを感じています。すでにサインしていた12月8日の契約は無視されました。彼らは私に11月に試合をするよう説得を試みており、それと同時にキャンプでの試合に対する準備の機会を奪っていました」

「ヴァレンティーナは挑戦しがいのある対戦相手であり、私の目標はこの試合に向けてできる限り準備をし、最終的にUFCフライ級チャンピオンになることでした。私は全ての対戦相手と試合に対して真剣かつ敬意をもって臨んでいます。もし私がお金だけに興味があるのなら、ニューヨークで戦うことにしていたでしょう。他のファイターと私自身のために、試合の日を変更するUFCの提案を拒否しました。私の目標は試合でベストを尽くすことであり、そのためには徹頭徹尾仕事をしなければなりません」

「15年間私は成長し、最高レベルでのスポーツマンシップや夢の実現に焦点を当ててきました。もちろん戦うことが私の仕事ですが、何よりもそれらは私の情熱であり、趣味であり、自分の人生です。プロフェッショナルでありまじめに仕事に取り組む者として、試合の契約を破棄されたことに対して憤りを感じています。彼らが私のキャンプ中に起こしたことで試合を欠場しなければならないと考えると、私の気持ちはさらに激しさを増してきます。私はいつも試合の発表前に全てを計画しています。契約を結べば、試合の準備よりも重要なことはありません」

「私はいつも他人の立場で物事を考えるようにしており、それは人生でもビジネスにおいてもです。したがって私はUFCの人たちがニューヨークのイベントに移動させるという迅速な決断を理解しています。全ての出来事には理由があります。遅かれ早かれ、私は2階級でチャンピオンになるでしょう」

イェンジェイチックの声明によれば、UFCが試合をキャンセルしたことに憤りを感じているものの、将来的に再びフライ級タイトルに挑戦する意欲はまだ持ち続けているようです。

(mmafighting)