UFC230のメインイベントは長らく決定してきませんでしたが、最終的にはダニエル・コーミエ対デリック・ルイスによるヘビー級チャンピオンシップで決定しました。
当初コーミエもルイスもUFC230には出場しないと語っていたものの、最後には出場を決意しました。その裏でコーミエはUFCからかなり大きなオファーを受けていたようです。
彼は『ESPN』とのインタビューで次のように語っています。
「私はこのイベントで戦うつもりはないと思っていたが、受けたオファーはとても良いものだったんだ。はっきり言ってノーとは言えなかったね。特に持久力に難があるデリックのような選手との対戦ならなおさらだ。キャンプを早くスタートし、短いキャンプでも彼より努力できることを願っているよ」
またUFCは、12月29日のUFC232でジョン・ジョーンズ対アレクサンダー・グスタフソンによるライトヘビー級チャンピオンシップを決定しました。これによりコーミエはこれまで保持してきたライトヘビー級タイトルを剥奪されることになります。
コーミエはこれまでレスナーとの対戦を考えていたものの、引退までの短い間にジョーンズと再び対戦をしたい考えも持っているようです。
「ルイスの戦いを入れて私にはあと2試合が残っている。これは不幸に見えてありがたく、実際長いトレーニングキャンプは私自身に大きな影響を及ぼしている。延長するかもしれないが、今のところはあと2試合だ。私は3月にもう一度戦うことができ、それが引退の日になるだろう。私にとって最も重要な対戦相手は、私を2回倒したジョーンズだね。経済的な観点で考えると意味のあるのはレスナーだ。いつも私はより多くの意味を持つ選択肢を選んできたけど、私の妻はそれに対して何か言うかもしれないね」
コーミエはルイスとの試合を本番まで短期間だったにもかかわらず受け入れることにしました。コーミエは、ルイスのスタイルが限られているため、短期間での準備であっても問題ないと考えています。
「もしスティーペ・ミオシッチとの再戦であれば、私は受け入れなかっただろう。このような状況下でも彼は良い仕事をする。私はデリックが良くない選手だと言っているわけではないが、スティーペはあらゆる手段で私を打ち負かすことができる。でも勝利への方法が一つしかない相手であれば、私はかなり上手く対処できるんだ。そうだ、この中に彼が含まれていることを認めるよ」
ダニエル・コーミエ対デリック・ルイスによるヘビー級チャンピオンシップは、11月3日にマディソン・スクエア・ガーデンで開催されるUFC230で行われます。
(espn)