インタビュー・コメント

ジョン・ジョーンズ「少量の薬では意味ないことは明らかだ」

元UFCライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズは、昨年7月のUFC214でダニエル・コーミエに勝利した後、ドーピング検査に陽性反応となったことでタイトルを剥奪されました。

その後USADAから暫定的に出場停止処分となったものの、先日15ヵ月間のサスペンションが正式に決定したことで、今年10月28日には試合に復帰することが可能となります。

そして早速ジョーンズは12月29日にラスベガスで開催されるUFC232で、アレクサンダー・グスタフソンとライトヘビー級チャンピオンシップを戦うことが決定しました。

最近ジョーンズはポッドキャスト『JacksonWink Raw』に出演し、USADAの調査の結果は体に入った薬物がパフォーマンスに影響しないほどの量であったことを明らかにしました。

今でも批判する人が多いことに対してコメントを求められたジョーンズは次のように語りました。

「それらは私に対して批判的な人々が言い訳を探しているようだと言えるね。最初の状況では、私の体の中にあった量は科学的に、私のパフォーマンスにポジティブもしくはネガティブな影響を与えるほどのものではなかったと証明されているんだ」

「薬を使ったという状況は間違いだったことは証明された。筋力増強薬を使ってもっと良いファイターになろうと誰が期待している?誰もいやしないよ。私たちは正しい薬を販売している会社を見つけ、正しい薬をオーダーした。しかしその薬には本来ないはずのものが入っていたんだ。しかしそんな少量では、もっと強くなって良い試合ができるなんてことは全くないよ」

「そして次の状況で私たちはUSADAに、私の体で発見されたステロイドの量を教えて欲しいと頼んだんだ。それは塩を摘まみ上げてオリンピックサイズのプールに投げ込むほどのものだった。この量なら事故であったことは非常に明白だ。これが戦いの2週間前にステロイドを摘まみ上げてオリンピックサイズプールに入れるくらいの量が私の体に入ったんだ。これがダニエル・コーミエをノックアウトするのに役立っていないことは明らかだね」

ジョーンズの見解では、コーミエに勝つために少量の薬物を飲むなんてことは誰もしないし、それで強くなれるはずもないということです。

(mmafighting)