元UFCライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズは、UFC232に向けたカンファレンスコールで、様々な話題について語りました。
その中でジョーンズは、ファンのGOAT(史上最高の選手)に対する議論に彼自身が含まれていると思うかと尋ねられ、彼はそういった議論は戦績よりも人気コンテストの意味合いが大きいと語っています。
「ノー、私はベストな選手だと考えられているとは思っていない。それにたった1試合で私のキャリアが作られてもいないんだ。それは旅路であり、1試合だけではない」
「誰が最高の選手なのか、現時点で誰がホットな選手なのかについては常に議論があるように感じている。しかし私は総合格闘技のファンの多くが、選手たちの功績をすぐに忘れてしまうような気がするんだ。例えばアンデウソン・シウバは、もうすでにGOATとしての議論には加わっていない。彼はこのスポーツのために多大な貢献をしてきたから残念だよ。ジョゼ・アルドも数年間の間にたくさんの選手が負かされてきた。彼らは私たちのスポーツで多くのことを成し遂げてきたのに、たった1つの敗北のせいで今や彼らはもうベストではなくなっているんだ」
「会話には常に見解が含まれていることは理解している。だから私は自分がコントロールできるものに集中し、全ての試合で最後には勝つためにベストな準備をしなければならないんだ」
これまでUSADA違反など多くの間違いを犯しているジョーンズですが、UFC232での復帰前に今後はそういった間違いを減らすつもりであると語りました。
「もちろん私もファンを失うことを気にしているし、誰だって人に好かれたいものだ。私が復帰したのは、間違いを減らして成長の兆しを示すためだよ。そして私は自分が驚くほど成長を遂げたとも思っている。私からこのスポーツを奪われたことが、私にとって何を意味するのかを見せつけられたんだ。私がかつて試合前に行ってたバカなことはするつもりはない。自分が成熟したように感じているし、それは今の私にとってより多くのことを意味する。間違いを減らすことで、結局のところほとんどのことは許されるんだ」
「アメリカにいる人たちは復活ストーリーが大好きなんだ。彼らはアスリートを褒めたたえ、人気者にした後に凋落してくのを見て楽しんでいる。しかし多くの人たちはそうなった後に昇ってくるのも見て楽しんでいるんだ。それをわかっているから、私の目標は再び復活して人々に素晴らしい復活ストーリーを見せることだよ」
ジョン・ジョーンズ対アレクサンダー・グスタフソンによるライトヘビー級チャンピオンシップが行われるUFC232は、12月29日にラスベガスのT-モバイルアリーナで開催されます。
(mmafighting)