ジョン・ジョーンズがUSADAのドーピング検査に陽性反応となったことで、UFC232はカリフォルニア州ロサンゼルスで開催されることになりました。
ジョーンズすでにカリフォルニア州アスレティックコミッションからはライセンスが受けられる予定でしたが、その前に彼はVADA(ボランタリー・アンチ・ドーピング・アソシエーション)の検査も受けることになるようです。『ESPN』のブレット・オカモトは次のように語っています。
Breaking: Jon Jones has enrolled in the VADA drug testing program as of today, in addition to the mandatory UFC USADA program. California required it, as part of its approval of UFC 232 move. Jones is the first MMA fighter to be enrolled in both VADA and USADA at the same time.
— Brett Okamoto (@bokamotoESPN) 2018年12月24日
「ジョン・ジョーンズは今日の時点で、UFCで必須のUSADAプログラムに加えて、VADA薬物検査プログラムにも登録した。カリフォルニア州がUFC232移動を認める一環としてそれを要求したからだ。ジョーンズはUSADAとVADAの両方に同時登録された初めてのMMAファイターだ」
VADAのプログラムとUSADAは劇的な違いはないということですが、USADAは検査結果を独自の裁定プロセスを行うのに対して、VADAはテスト結果の全てをアスレティックコミッションに報告することになります。
カリフォルニア州アスレティックコミッションからすれば、ジョーンズがクリーンなことは理解しているものの、念のためにVADAの検査も行わせるといったところです。
アスレティックコミッションディレクターのアンディ・フォスターは『ESPN』に対して、ジョーンズはクリーンであるとしながらもカリフォルニア州とVADAとの間に高い信頼性があることから、ジョーンズの状況を考えるとVADAも関与することを選んだと語っています。
なおVADAプログラムに登録する全ての費用は、2017年7月に陽性反応となったときに彼が支払った罰金から全てが賄われるということです。
(ESPN)