UFC232の開催から1週間を切ったとき、メインイベントに出場予定のジョン・ジョーンズの体から微量のステロイドが薬物検査によって発見されました。
USADAはこの量があまりにごくわずかだったことからジョーンズへの制裁を下すことはしなかったものの、ラスベガスでの開催が難しいことからロサンゼルスへ急きょ開催地を変更することになりました。
ジョーンズは今回の件に関して無実を主張していますが『ESPN』のインタビューで、自身が持っているイメージから、試合前に世間の考えを覆すことはできないと語りました。
「私が持っている物議をかもすイメージのせいで、どんなことでも試合前に無実を証明することは事実上不可能だと思う。人々は自分が信じようとすることに入り込んでしまっている。だから試合前に私が多くの人たちを納得させることはできないんだ」
ラスベガスでチケットを買っているファンが今回の件で試合を見れないことに対してジョーンズは、行動で示していくつもりであると語っています。
「今回の件で私は迅速に原状回復を務めていかなければならないが、多くのお金を失ったことで原状回復できないファンがいることも理解している。試合後には私の感情を抑えてこれらを解決しなければならないが、ファンにはもっと良くしようとするつもりだよ」
実際ジョーンズは自分のせいで開催地が変更になったことに対して、UFC232に出場するファイターたちに謝罪しています。
またジョーンズはファンへの謝罪を述べている通り、ラスベガスを離れることになったことに対してファンへの謝罪としてホテルでサイン会を行ったことをInstagram上で明らかにしています。
「MGMグランド(ホテル)での交流会に来てくれた方たちに心から感謝を伝えたい。みなさんのエネルギーは素晴らしいものだった!君たち全員が私のことを嫌っていると思っていた。でもそうではなかったことを嬉しく思っている」
(ESPN)