UFC232はネバダ州ラスベガスからカリフォルニア州ロサンゼルスへと開催場所が変更となったことで、ファイターは余分な支出を迫られることになります。
その一つが税金であり、5万ドル以上稼ぐ選手たちにとっては所得税のないネバダ州と違い、カリフォルニア州では一般に所得に対して9%の税金がかかってきます。
週末に開催されるUFC232に向けた記者会見でUFC代表のダナ・ホワイトは、開催地変更による余分な支出は仕方がないことだと語っています。
「移動するのか、もしくは戦わずに誰も何の報酬を得ないかのどちらかだ。仕方がないことなんだ。私たちは開催地を動かさなければいけなかった。それによってみんな余分なお金がかかっている。それは仕方がないことだ」
「そう決断するのは簡単なことではないんだ。決断をして動かさなければならなかった。全員を満足させることはできないんだ。全てのファン、全てのファイターを満足させることはできないが、私たちはラスベガスのファンに最初にチケットを手に入れるチャンスを与えた。しかもチケットは安くなっている。私たちはラスベガスのチケットを持っていた3000人以上にチケットを購入させた。私たちはもっと良くしようと全力を尽くしたんだ。できることはやったよ」
またUFC232に出場するトップ選手は6桁の収入(数千万円)を得ることは間違いありませんが、そうなると税金が10.3%~12.3%がかかってきます。
カリフォルニア州でどれくらい税金がかかるかわかっているのかと尋ねられたホワイトは、「じゃあ誰かカリフォルニア州で私の所得税を払ってくれるのか?」と反論しています。
(mmajunkie)