インタビュー・コメント

TJディラショーが試合を止められたことに不満を示す

契約が昨年までのFOXからESPNへ代わったことから、その第一弾イベントとして行われたUFCブルックリンでは、ヘンリー・セフード対TJディラショーによるフライ級チャンピオンシップがメインイベントで行われました。

ところが試合開始からセフードが一方的に攻め、ディラショーのディフェンスも空しくレフェリーがわずか32秒で試合をストップする結果となりました。

試合後の記者会見でディラショーは、試合を止められたことに不満を示すとともに、再びフライ級でリマッチが行われるべきだと語っています。

「私から奪っていったのは残念だった。私はこれまでがむしゃらに頑張ってきた。実際にそれを示せるチャンスを得られたことは良かったと思っている。しかしこれはタイトルマッチであり、チャンピオン対チャンピオンの試合であのような止め方をするだろうか?私は急いで片足で立っていたけど、レフェリーはパンチを制止して試合を止めたんだ。ばかげているよ。あのレフェリーよりも私の方が優れた知識を持っていることは、とても哀れなことだね」

「私は少しイライラしているよ。この試合は再びフライ級で行われる必要がある。今回はくだらないことだった。ここで勝つために12週間必死になってやってきたのに、30秒で私から奪っていったんだからね」

ディラショーは試合最初に攻撃を受けたことについて、これまでよりもさらに10ポンド落とした減量とは無関係だと語っています。

「私は良い状態だったんだ。だから言い訳はしないよ。活力も十分だった。今夜は私にとって良い日になると思っていた。ただそう感じていたんだ。でもひどい目にあったんだ」

史上最高の選手になろうとしているディラショーにとって、今回の負けはかなりショックが大きかったようです。

「今はかなり苦しいし、かなり頭にきている。私は一生懸命頑張ってきた。涙が出そうだよ。これに力を注いできたんだ。キツイことだよ」

「私はヘンリー・セフードよりも飛躍的に良くなっている。そしてそれを大いに信じているんだ。しかし残念ながら、私はそれを証明する機会を得られなかったよ」

またUFCのダナ・ホワイトは、試合後のインタビューでディラショーの主張を認めて止めるのが早すぎたと語っています。

「私がインタビューされていたときに彼は歩いてきたんだけど、私に向かって大声をあげてきたんだ。私も試合を止めるのが早かったと思ったよ。世界でベストな2人、2人の世界チャンピオンが戦うスーパーファイトだった。彼らに戦わせてフィニッシュさせるべきだ。私はセフードを否定しているわけではない。試合は20秒でセフードの一方的だったんだからね。彼らには戦わせてあげたかった。ひどいストップだったよ」

今後セフードとディラショーが再び戦う可能性について問われたホワイトは、肯定も否定もしませんでした。

「私に聞かないでくれ。私にもどうするのかわからないのだからね」

(mmafighting)