UFCヘビー級チャンピオンのダニエル・コーミエは、UFC226でヘビー級タイトルを獲得して2階級チャンピオンを達成しました。
それまではライバルのジョン・ジョーンズに勝てない選手として思われていましたが、2階級制覇によってジョーンズを上回るレガシーを確立することになりました。
コーミエは最近『UFC.com』のインタビューで、ジョーンズとの再戦の可能性について語っています。
「当初は全て(ジョーンズに)縛られていたが、ヘビー級タイトルを勝ち取ったことで完全に別物になった。特に以前この階級では無敗だったからね。そのUFCタイトルを獲得したことが私を助けてくれたんだよ」
「ジョーンズは失ったものを全て取り戻すことができると私は思うし、彼と私が再び戦うのは良いことだ。私は彼以外のところで私のキャリアを確立した。彼もまた私以外のところで成し遂げてきているけど、彼が私ともう一度戦わなければならないならば、それは良いことだね」
コーミエはUFCヘビー級タイトルを獲得したことで2階級チャンピオンとなり、パウンド・フォー・パウンドランキングでもジョーンズを上回っています。
直接対決ではまだジョーンズに勝っていないコーミエですが、ランキングでは自分がそれに値すると語っています。
「気分は最高だよ。たとえ彼らがパウンド・フォー・パウンドランキングを発表し続けていても、私は彼よりも上にランクされている。彼はそれを批判するだろうけど、間違いなくそうではない。彼は偉大なファイターだけど、いつも同じ階級に留まっている。しかし私は複数の階級で成し遂げたんだ。パウンド・フォー・パウンドは階級を置き換えたものであるし、私はそのうち2階級でチャンピオンになった。だから自分がパウンド・フォー・パウンドだと思うよ」
コーミエと言えば、これまで今年の3月で40歳になったら引退すると公言してきました。その日がだんだん近づいていますが、気持ち次第では引退計画を延期する可能性もあると示唆しています。
「2018年はおそらく今までで最も素晴らしい年だった。成功したからだけでなく、私の生活、体の動き、トレーニングなど全てにおいて順調だった。本当に私にとって良い年だったね」
「もはや証明したいものは何も残っていない。しかしそもそも私は何かを証明するためだけに戦ってきたわけではない。私は戦うことが大好きだから戦うんだ。自分が最高の選手だということを証明しなければならないとは決して思っていない。それは私がキャリア最初に戦った理由ではなかった。だからもし戦いたいという気持ちがあるなら私は戦う。もしそうでないなら戦わないだろう。もしトレーニングキャンプに入る準備をしていて気分が乗らないならば、戦うことはない。それこそが私が今ここにいることの良さであり、このスポーツの歴史で自分のキャリアを確立できた理由だ。私はまだ戦うことが好きだし、まだ戦いたいから戦っている。それがまだ戦っている理由だよ」
すでに3月2日のUFC235まで対戦カードが固まっているため、それ以降にコーミエが試合をすることになれば、3月20日で40歳になったあとになります。上手くいけば、40歳になったあとでも試合を行う機会があるかもしれません。
(UFC.com)