インタビュー・コメント

ケイン・ヴェラスケス「信じられない気持ちだった」

UFCフェニックスのメインイベントでは、ケイン・ヴェラスケスが復帰戦でフランシス・ガヌーと対戦しました。

ところが試合中に膝を負傷したヴェラスケスはそのまま倒れこみ、試合は第1ラウンド26秒でフランシス・ガヌーが勝利しました。

試合後の記者会見でヴェラスケスは膝のケガが全く予期せぬものだったとし、無念さを語っています。

「それが起こったとき信じられない気持ちだった。素晴らしいキャンプができたし、自分がどれくらい強いと感じたのか語ったことは全て本当だった。ここでも素晴らしい気分でリラックスしていたし、そんな中で左足を踏み出したんだ。そしたら何かが破裂したように感じて、その後さらに私はもう一歩踏み出そうとしたときに私は動けなくしたんだ。私の膝が私を動けなくしたわけだが、それが起こったときには信じることさえできなかったね」

「100%の準備が整っていても偶然の事故が起こるんだから信じられない想いだ。厳しいことだね。でもこれがスポーツだし、私たちがやっていることなんだ。そういったことは時に起こるものだ。私はかつてないほど強くなっていたため、それは本当にイライラさせる。素晴らしいトレーニングキャンプだったけどね。それが起こってしまったんだ」

ガヌーは自らの攻撃によってヴェラスケスがケガをしたと主張していましたが、ヴェラスケス本人はケガによるものだったとしています。

「それはただの膝の問題だった。彼は私に触れてさえいなかったよ。膝が崩れたのを感じたらすぐに信じられない気持ちだった。パンチはどれも私に当たっていなかったし、バランスを崩した時に自分自身に何かが起こったと感じていた。ただ内心では自分の膝に何か異常が起こったとは思っていたよ」

「レフェリーは私の膝が崩れるのを見ていた。彼の仕事は私たちが100%安全であることを確認することだ。レフェリーは今夜正しい仕事をしたよ」

「私は(ガヌーを)非常に尊敬している。多くのファイターをとても尊敬しているんだ。試合前には敬意を表すけど、私は彼を殺すためにここに来た。でも試合が終わって、男として、対戦相手として彼には多くの敬意を表するよ。私は今夜自分自身を打ち負かしたんだ」

ヴェラスケスは今後については検査をすると語り、復帰時期については不明ですが、またオクタゴンに戻って来る意思を示しています。

「今後どうなるかは様子を見よう。私は過去3年2ヵ月の間に自分が何をしてきたのかわかっているし、今回のキャンプでは非常に準備が出来ていると感じていた。オクタゴンは私が必要としていた場所だし、落ち着いた気分になって素晴らしいと感じたんだ。復帰できたことや彼と一緒に戦えたこともとても素晴らしいと感じたよ」

「そして膝に起こった不慮の事故にはイライラしているが、私たちは全て確認することになるだろう。私の中の火はまだ強くなっているし、証明することはたくさんあると思っている。それに私にはそれができるだけの能力があるのだからね」

(mmafighting)