3月2日にラスベガスで開催されたUFC235のメインイベントでは、ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズがアンソニー・スミスに勝利してタイトル防衛に成功しました。
しかし試合を決めることができずに最終的に判定勝利となったジョーンズは試合後の記者会見で、スミスが良い仕事をしたのと同時に自分自身のベストを見せれなかったことを認めています。
「間違いなくこの試合をフィニッシュしたかったね。第5ラウンドで自分がスローダウンしたように感じたが、これは私にとって珍しいことだ。良い気分だよ。アンソニー・スミスは私が今まで対戦した中でも最も経験豊富なファイターで、非常にタフで落ち着いていた。私が彼を普通他の選手だったらビビっていたであろうと思うポジションに追いやっても、彼は落ち着きを保っていたからね」
試合途中にジョーンズはスミスの頭に膝蹴りを行ったことが反則として減点になりましたが、ジョーンズは故意ではなかったと語っています。
「イリーガルニーは全く意図的ではなかった。あのとき私は彼が体を起こすと感じたんだ。だから彼の手のひらが地面から離れた直後に素晴らしいヘッドショットをするつもりだった。私の考えでは、彼は指先を使って立ち上がると考えていた。だから彼の体が上がってきたときにキックをしたんだが、彼の手のひらはまだ下ろしていたままだったんだと思う。全く意図的ではなかったんだ」
「ライオンハートを持ったアンソニー・スミスには脱帽だよ。つまり普通の人ならそれを利用して世界チャンピオンになっていたと思う。彼は疲れていてダメージを受けていたところに、私がイリーガルな攻撃をしてしまった。しかし彼は戦い続けることを許可することに決めたんだ。私は彼がホンモノの戦士であり、戦い続けたことにとても誇りに思っているよ」
スミスとの防衛戦に勝利したことでジョーンズの次の対戦相手が気になるところですが、2019年はライトヘビー級にいる若い選手と戦っていく意思を示しています。
「誰であっても全て戦う準備は出来ているよ。私は全ての若いファイターがワールドタイトルに挑戦するチャンスを得るべきだと思うんだ。もしあなたが私の立場にいたら、彼らを否定することはしないだろう?ただ私はあまり先の話をするつもりはない。コーチと一緒に取り掛かるよ。私たちは絆の固い家族だからね。このキャリアは私だけのものではなく、私たちみんなのものだ。私たちが次に何をしたいのか、次に誰と戦いたいのかについて話し合うよ」
なおダナ・ホワイトは試合後に、ジョーンズの次の相手としてチアゴ・サントスを最有力候補に挙げています。
「チアゴ・サントスの試合が良いね。私は彼がジョン・ジョーンズと対戦するところを見たいんだ。彼は大きくて素晴らしく、私は彼のファイトスタイルが好きだね。そしてジョン・ジョーンズにそのようなファイターと戦わせると、ジョーンズが輝くんだ」
「ジョーンズは対戦相手によってレベルが上がる選手の一人だよ。チアゴ・サントスはアグレッシブに前へ出ていく選手の一人だと思うし、ジョン・ジョーンズを見慣れてきた人たちにもそういった戦いを見せたいね」
(mmajunkie)