インタビュー・コメント

アンソニー・ペティス「ベン・アスクレンとは戦いたくない」

アンソニー・ペティスはこれまでライト級で戦ってきてUFCでタイトルを獲得したこともありました。

しかし週末にテネシー州ナッシュビルで開催されるUFCファイトナイトのメインイベントでは、ウェルター級としてスティーブン・トンプソンと対戦します。

ペティスは今週のメディアデーで行われたインタビューで、ウェルター級へ移行しても同じルーファスポーツでトレーニングをしているベン・アスクレンとは対戦したくないと語っています。

ペティスはこれまで一緒にトレーニングをしてきた経験から、アスクレンの実力を認めているとメディアスクラムで語りました。

「私はベン・アスクレンと戦うことは絶対にないよ。恥をかきたくはないからね。ヤツはモンスターだよ。誰も彼からカウントアウトは取れないよ。私は彼に一度だけスピニングバックキックで彼のあごを蹴ったことがあるんだ。彼にケガをしたかと尋ねることはできたけど、彼は私の両足をつかんでテイクダウンを仕掛けてきたんだ。彼はタフな選手だし、心の中では彼を良い選手だと思っているよ」

「私が155ポンドのときにベンやタイロン(ウッドリー)と一緒にトレーニングをしていたとき、彼らのことを明らかに私よりも強くて大きいと感じていた。でもキャンプを終えた後は自分にとても満足していたんだ」

ペティスはトンプソンと対戦する準備が出来ていると語っています。

「まぁどちらも(アスクレンもウッドリーも)チャンピオンではないからね。だからベルトにたどり着く道があるんだ。素晴らしい勝利を上げれば私もタイトルのために列に並べるはずだ。そのためにはまずワンダーボーイを乗り越える必要がある。階級を上げて世界4位と戦うことは大きなリスクだし、簡単なことではない。でも今はすごく良い状態だ。トレーニングキャンプはとても上手くいったし、体重も良い状況だよ。気分も高まっていて戦う準備がて来ている。減量も不要だし良い気分だね」

最近ライト級だったケビン・リーがウェルター級に移行し、ドス・アンジョスとの対戦が決定的となりました。

リーはこれまで165ポンドディビジョンの創設を提唱してきましたが、同じくライト級からウェルター級に移行したペティスはそれほど気にしていないと語ります。

「私は忙しくしていたいんだ。そして体重を作るのに2ヵ月もかけたくない。それからファイターとしてさらに良くなるために実践的なテクニカルトレーニングで数週間かかるからね。これまでの私のトレーニングキャンプは全て減量のために行っていたんだ。だからこの階級に来れたことは気分が良くて脱水症状にもなっていないし、早く金曜日(公式計量)が待てないって感じだよ。金曜日が来て(計量が終わったら)、たらふく食べて水分補給をして土曜日を迎えるというのがイヤなんだ。そこからリカバリーする方法はないからね。だから私は165ポンドのディビジョンを追加するよりも、ファイターとして自分の階級で戦おうと思っているよ」

なおUFCナッシュビルではその他に、カーティス・ブレイズ対ジャスティン・ウィリスの試合などが行われる予定となっています。

(mmajunkie)