現フェザー級チャンピオンのマックス・ホロウェイは、週末のUFC236で暫定ライト級タイトルをかけてダスティン・ポイエーと対戦します。
ホロウェイはベルトを防衛するためにまだ145ポンドの体重を作ることができると考えているものの、ライト級で戦うことになったのは、UFCがフェザー級の選手たちにはまだタイトルに挑戦できる準備が出来ていないと判断しているからだと考えているようです。
今週行われたメディアデーでホロウェイは記者団に対して次のように語っています。
「私はその階級のチャンピオンだが、もし去ろうとするならみんなタイトルを狙おうとする。結局のところ、UFCが私に155ポンドの契約書を送ってきたんだ。もし彼らが私に145ポンドの契約書を送ってきたら、私はここに145ポンドとしていただろう。でも彼らはそうはしなかった。私たちにはアレックス(ヴォルカノフスキー)、ヘナート(モイカノ)、ザビット(マゴメドシャリポフ)のような選手たちがいるし、ダナ・ホワイトもUFCもそれをわかっている。しかし彼らがそうさせたかったのであれば、そうさせていただろう。今UFCは彼らをオーブンの中に入れて、もう少し長く焼こうとしているんだと思うよ」
「トップ10だろうとトップ5だろうと何だろうと、たくさんの選手の中でトップになれるのは一人だけだと思っている。145ポンドであれば、145ポンドで。155ポンドであれば155ポンドで。それが170ポンド、185ポンド、205ポンドでも、ダニエル(コーミエ)でも同じだ。DCの場合はNo.1パウンド・フォー・パウンドファイターだね。もしそれが欲しいのならそれを手に入れればいい」
もしホロウェイが勝利して暫定ライト級タイトルを獲得すれば、今後現チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフとの統一戦が行われることになります。
現在出場停止中となっているヌルマゴメドフは、今年9月頃にオクタゴンに復帰できると示唆しており、さらにUFCがアブダビでのイベントで復帰を計画していると主張しています。
アブダビはロシアに近いためヌルマゴメドフにとって有利な土地となる可能性があるものの、ホロウェイはたとえアブダビで統一戦が開催されても受け入れるつもりであると語っています。
「私はいつもアブダビに行きたいと思っていたんだ。そうなれば全てが素晴らしいし、間違いなくYouTubeではカッコイイ “Embedded”(UFCの動画)が見れるだろうし、私の@BlessedMMAもフォローして欲しいね。インドアスノーボードやジェットスキーもある。私たちはおそらくみんなが頭を悩ませるようなことをするだろうね。なぜマックス・ホロウェイはそんなことをしているのか?ってね。仕方がないことだよ」
「もしそれが試合ならば試合をするし、階級を落とした(フェザー級の)試合ならばそうする。私が世界でNo.1のパウンド・フォー・パウンドファイターになるために一歩でも近づくのであれば、何だって契約するし、それにサインするよ」
ヌルマゴメドフはこれまでキャリア無敗となっていますが、もしホロウェイが最初の敗北を与えることができれば、世界でトップのパウンド・フォー・パウンドファイターになるために役立つだろうと語っています。
「みんな彼がNo.1のパウンド・フォー・パウンドファイターだと言い続けている。ランキングでも彼は私の前に立っているが、全世界が彼のことを最も有力であると考えているようだ。あなたが私にパウンド・フォー・パウンドの話をするときは、優勢なヤツと言う意味だ。彼はギリギリのところでラウンドを失ったりもしているが、それでもパウンド・フォー・パウンドのヤツだ。もしそうだとしたら、そこに私も加えて欲しいね」
UFC236ではその他にケルヴィン・ガステラム対イスラエル・アデサンヤによる暫定ミドル級チャンピオンシップも行われます。
(mmajunkie)