スティーブン・トンプソンは、昨年5月のUFCリバプールでダレン・ティルと対戦したものの、試合は判定で敗れていました。
そのティルは最近ホルヘ・マスヴィダルにノックアウト負けされており、トンプソンもまたアンソニー・ペティスにノックアウトで敗れています。
トンプソンは『MMA Fighting』のポッドキャストに出演し、ティル対マスヴィダルの一戦について次のように語っています。
「彼らは両者とも世界で最も優れたファイターの一人であり、多くの人たちがそれを理解していない。私は実際にダレン・ティルがその試合に勝つと予想していた。5ラウンドマッチであることを考えても、第1ラウンドで彼が勝つのではと思っていた。これは戦うスポーツであり、何でも起こり得るものなんだ」
昨年5月にリバプールでトンプソンはティルに敗れていますが、今でもあの試合に自分が勝利していたはずだと感じています。
「振り返ってみると私が勝っていたと思うが、私にとっては本当に重要なことではない。私にできることは、何が起こってもただ前進し続けるだけなんだ。私は勝つために十分なパフォーマンスをしていたと思うが、時にそれはジャッジの判断が思い通りにいかないこともあるということだ。もう過去のことだし、アンソニー(ペティス)と戦ったように、私は前に進む準備が出来ているよ」
トンプソンはティルとの再戦の可能性について言及しています。
「ダレン・ティルはすごい選手だ。彼が最後の敗戦から上手く立ち直れることを願っているよ。彼が少し前にトラブルにあったことも知っているし、上手くいけば彼もそこから学べるだろうね」
「ダレン・ティルとはもう一度戦いたいね。私たちは前回良い試合を見せることができたと思うし、もちろんもう一度戦うことを望むよ。正直なところ、オクタゴンで私が戦ったダレン・ティル、アンソニー・ペティス、タイロン・ウッドリーとはもう一度戦いたいと思っているんだ」
「もし(ティルとの)再戦が実現するならもちろんだよ。私たちは両者ともノックアウト負けをしてしまったところだ。どうなるかはわからないが、実現するかもしれないね」
またこれまでウェルター級チャンピオンとして君臨してきたタイロン・ウッドリーがカマル・ウスマンに敗れたことでタイトルを失いました。
トンプソンは最近のウェルター級ディビジョンについても語っています。
「しばらくの間ウェルター級は停滞していたんだ。タイロン・ウッドリー、コルビー・コビントン、カマル・ウスマンと失敗があって、私たちは次にタイトルをかけて誰が戦うのか確信が持てていなかった。誰もたくさんの試合を戦っていなかったことが一種の停滞だったんだ」
「ウスマンが勝った今、マスヴィダルがダレン・ティルをノックアウトし、アンソニー・ペティスが私をノックアウトした。このディビジョンは今ちょっとクレイジーになっている。私はタイロンが勝つだろうと思っていたが、ウスマンは本当に優れたパフォーマンスを見せた。ただ私に戦ったときと同じタイロン・ウッドリーがウスマンと戦ったとは思っていない。どういうわけか、彼はその試合でちょっと気を抜いていたように感じたよ。そこにいたくないかのようだった。彼の心がどこにあるのか、ラップや音楽を追及しているのかどうかはわからないけどね。そうは言っても、ウスマンは言ったことを成し遂げたんだ。彼はタイロンからタイトルを奪ったんだからね」