元UFCヘビー級チャンピオンのケイン・ヴェラスケスは、今月メキシコシティでプロレスラーデビューを果たしました。
今後についてはUFCへの復帰の可能性はあるものの、現時点ですでに9月15日と10月13日にあと2試合プロレスを行うことが決定しています。
ヴェラスケスは『MMA Junkie』に対して、プロレスデビューを果たしたことでしばらく離れることは難しいと語りました。
「正直言って、衝撃を受けたよ。何を期待されているのかわからなかった。実際にどれだけ多くの人が視聴しているのかもわからなかった。そして私は試合をして、様々な人たちからみんなポジティブなことを聞いたんだ。それは素晴らしかったし、衝撃だったね。妻には一晩中、どうだった?って尋ねていたよ」
「私は自分に何ができるかを理解している。短い期間でプロレスを学んできたけど、とても自然なことのように感じたよ。私はそれが大好きだし、試合をすることが大好きだ。もっとたくさんできることが待ちきれないね」
ヴェラスケスにとっての最終的な計画はオクタゴンに復帰することだと言いつつも、今年はそれが実現することはありません。
ヴェラスケスはまだMMAのトレーニングを楽しんでおり、MMAは特別な場所だとしながらも、プロレスに対して関心を引き寄せられていることは間違いないようです。
「私はMMAを始めたときから今までずっとMMAが大好きだった。まだトレーニングをしているし、まだ大好きだから終わったかどうかはまだわからない。私は今でもMMAが大好きだが、プロレスも大好きなんだ。それには驚かされたし、自分がそれを好きなのか、それとも最初にできるのかどうかさえ確信がなかった。でも自分にとって自然なことになっているんだ。演じることもエンターテインメントも大好きだ。ぶつかり合いのようなこともしなければならず、それもまたクールだね」
ヴェラスケスにとってMMAに復帰するかどうかは自身の健康状態も要因としてあるようです。
MMAに出場するとケガが悪化する恐れがあるものの、プロレスにいる方がケガのリスクは少ないと語っています。
「プロレスでは出場した対戦相手と上手くやれるし、危険にさらされることはないんだ。格闘技は間違いなく私の膝や他の部分を危険にさらすものだ。フルパワーのパンチ、キック、テイクダウンなどをすることになる。対戦相手は敵対関係にあり、彼らが何をしようとしてくるのかもわからない」
「私は格闘技に戻るつもりだけど、現時点ではプロレスをすることがとても楽しいんだ。再びプロレスでパフォーマンスをすることが待ちきれないし、ベストな選手の一人になろうとしているよ」