ライト級ディビジョンで活躍してきたケビン・リーは、5月のUFCファイトナイトでウェルター級デビューを果たしました。
しかし最近11月2日のUFC244では、キャリア13勝無敗のグレゴール・ガレスピーとのライト級マッチが決定しています。
リーがライト級に復帰したのは、先月行われたハビブ・ヌルマゴメドフ対ダスティン・ポイエーとの試合に影響を受けたからのようです。
次のライト級タイトルの挑戦者にはトニー・ファーガソンが挙がっていますが、リーはファーガソンであってもヌルマゴメドフには勝てないと考えています。
『MMA Junkie』のインタビューでリーは次のように語りました。
「正直に言うと、もしポイエー戦の前に私に尋ねていたら、トニーがまだ90%勝てるチャンスがあったと言っていただろう。しかしハビブがポイエーにやったのを見たら、トニーが彼に勝つことは非常に困難だと思ったね」
リーは最後の試合でハファエル・ドス・アンジョスとのウェルター級マッチを戦ったものの、サブミッションで敗れています。
そして11月のUFC244では再びライト級に復帰することになりましたが、その理由についてはヌルマゴメドフと対戦するためだと明らかにしています。
「トニーとの試合が終われば、彼と戦うことを望むことになる選手はそれほど多くはない。それが私が155ポンドに戻った大きな理由の一つなんだ。多くの人たちが私にハビブと戦うところを見たいと思っているだろうし、それは私も同じ気持ちだよ」
UFC242でのヌルマゴメドフのパフォーマンスに素晴らしかったとリーは語っています。
「ウソをつくつもりはない。とても素晴らしかった。みんな私がそれほど簡単には感動しないことを知っているはずだ。特にハビブのような選手に対してはね。でも非常に良かったよ」
「その試合は私にもっと頑張らないといけないと奮起させたんだ。その試合が終わるとすぐに私は車に乗り込んでモントリオールへと向かい始めた。今はどんなことをしなければいけないのか理解しているよ」
「一人ずつ順番に倒していく。特にライト級の場合は最も層が厚い階級だ。才能ある選手が最もひしめき合っている。だからそれぞれの対戦相手について真剣に考えてはいるが、間違いなく私が見据えているのはハビブなんだ」
「その試合(ヌルマゴメドフ対ファーガソン)にどっちが勝ったとしても、私は間違いなく彼らを目の敵にするだろう。多くの人たちがトニーと私の再戦を望んでいるだろうし、将来的には私とハビブとも素晴らしい試合になるだろうと思うよ」