今月行われたUFC251ではヴォルカノフスキー対ホロウェイの再戦が行われ、スプリット・デシジョンによってヴォルカノフスキーがフェザー級タイトルの防衛に成功しました。
ところが試合後には判定に対して不満の声が上がり、UFCのダナ・ホワイトも判定に納得していないと言及していました。
ホワイトは『ESPN』のインタビューで、ヴォルカノフスキー対ホロウェイの3試合目の実現について起こり得るとしながらも、ヴォルカノフスキーがそれを望まないだろうと語りました。
「マックスには3度目となる再戦をさせないとは言いにくい。多くのファンやメディアがそれに同意してくれると思う。はっきりとはわからないけどね。ただヴォルカノフスキーはその考えに反対するだろう。こいつを2回も倒したんだぞって感じだろうね。君がヴォルカノフスキーだったらどう思う?メディアも、ダナ・ホワイトも、誰もジャッジではない。判定を任されている人たちが2回勝ったと示したんだ。ヴォルカノフスキーの気持ちはわかるよ。おそらく他の選手と戦いたいだろう。まだヴォルカノフスキーとはそれについて話していないんだ。物事がどんな展開をしていくのかはそのうちわかるよ」
またホワイトは、ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフについても語りました。
ヌルマゴメドフのマネージャーであるアリ・アブデルアジズは最近『UFC Arabia』のインタビューで、今月亡くなった父親の望みを尊重して30-0になったら引退するつもりであると明らかにしました。
もしそれが本当であれば、現在キャリア28連勝無敗のヌルマゴメドフにとって残りはあと2試合であることを意味します。
ホワイトはヌルマゴメドフの今後について聞かれて次のように語りました。
「わからないね。ただ間違いなく彼は次にゲイジーと戦うことになる。その後最後の試合となる30勝目で誰と戦うのかはわからない。心当たりは全くないんだ。いろいろ考慮してみると、コナー・マクレガーとの試合はあるね。コナーは前回の試合以降、ずっとその試合を望んでいたんだ。どう展開してくのかは様子を見てみよう。でもゲイジーとの試合は間違いなく彼にとって次の試合だよ」
ヌルマゴメドフはこれまですでに引退したジョルジュ・サンピエールとの試合に興味を持っていたものの、ホワイトはこのスーパーファイトに否定的な意見を示していました。
しかしヌルマゴメドフがこれまで成し遂げたことを考えると、ホワイトはもし本人が望むのであればそれを叶えてあげたい気持ちもあると語りました。
「彼のキャリア最後の試合だ。彼は会社にとっても、このスポーツにとっても偉大だし、私はハビブ・ヌルマゴメドフが大好きだ。ハビブが望むなら何だってやるよ」
なおホワイトは今週『CNN』で、ヌルマゴメドフ対ゲイジーのライト級タイトル統一戦が10月24日に行われる予定であると明らかにしています。