昨年トラッシュ・トークによって対戦が期待されたジョン・ジョーンズ対イスラエル・アデサンヤですが、UFCのダナ・ホワイトは彼らの対戦を難しいものであると考えています。
アデサンヤはすでにヤン・ブラホビッチが持つライトヘビー級タイトルへの挑戦が決定しており、ジョーンズはヘビー級への転向を示唆しています。
ホワイトは『ESPN』のインタビューで、ジョーンズ対アデサンヤの実現についてタイミングと階級の問題があると語っています。
「ジョン・ジョーンズがヘビー級に上がるからどうなるかわからない。その後も彼とアデサンヤが話題になっているね。でもあまり興奮したくはないんだ。アデサンヤはヤン(ブラホビッチ)と戦わなければいけないし、ジョーンズはヘビー級にいる。彼らが乗り越えなければならない大きなハードルがたくさんあるから、ジョン・ジョーンズ対イスラエル・アデサンヤのことを考えて興奮してはいけないよ」
「ジョン・ジョーンズはキャリア中ずっとライトヘビー級で戦ってきたし、アデサンヤはヤンとタイトル戦をするために階級を上げてきた。でもジョン・ジョーンズは再びライトヘビー級に戻りたいと思っているだろうか?」
UFC女子ストロー級チャンピオンのジャン・ウェイリーは、3月のUFC248以来試合をしておらず、次の防衛戦も誰になるのか明らかになっていない状況です。
ホワイトはウェイリーについて、ラスベガスやアブダビだけでなく、アジアでも開催を考えていると語りました。
「彼女のことも考えているよ。みんな彼女とローズ(ナマユナス)の試合が見たいと思っているだろう。それが実現することを願っているよ。もしそうではなければ、次の順番はカーラ・エスパルザになるだろう。今年アジアでその試合をやろうとしているところだよ」
また1月23日にはコナー・マクレガー対ダスティン・ポイエーが行われますが、昨年引退を発表したマクレガーは、ソーシャルメディアでホワイトとのDMのやり取りを暴露しました。
その中にはマクレガーがディエゴ・サンチェスとの対戦に興味を持っていたものの、ホワイトがサンチェスでは相手にならないと否定する内容が含まれていました。
ホワイトはマクレガーと仲直りすることができたとしながらも、当時は不満があったと明らかにしました。
「あの後私たちは本当にまずい状況だった。私は怒っていたんだ。それは彼がプライベートなメッセージを公にしたからではない。私たちは対戦について違う選手について話をしていたけど、私はディエゴ・サンチェスのことがとても好きだし尊敬している。だからそのことについて非常に怒っていた。ディエゴとは面と向かって話をしたよ。彼は素晴らしい人間だし全て問題ない。コナーとは話し合ってそれを乗り越えて、今は良い関係を築いているよ」
「仕事の面ではみんなとはいつだって良い関係だ。ティト・オルティスはここで何年も戦ったが、私たちはお互いに嫌い合っていた。だからビジネスは常に良い関係だけど、だからと言って個人的に良い関係というわけではない。コナーと私はビジネス的にも個人的にも今は良い関係だよ」
ホワイトはマクレガーに対して、2021年にUFC257以外でも戦うことを期待していると語りました。
「アブダビでハビブ(ヌルマゴメドフ)と会って次の目標を確認するところだ。本当に引退しているのか、それとも30勝無敗を目指しているのかをね。コナーは今年2~3回戦ってそのうち1回はタイトル戦になるのが理想だよ。そうなれば素晴らしいね」