インタビュー・コメント

ワンダーボーイ「バーンズに勝ってタイトルに挑戦したい」

今週末にラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC264では、スティーブン・トンプソン対ギルバート・バーンズのウェルター級マッチが行われます。

現在ランキング4位のトンプソンにとって、上位にはコルビー・コビントン、バーンズ、レオン・エドワーズの3人しかいません。

トンプソンは『UFC Arabia』のインタビューで、自分よりも上位にいる選手に勝つことで再びタイトル戦線に復帰するつもりだと語りました。

「私の上位にランクインしているトップ5選手のほとんどが私と戦うことを望んでいないから、ギルバート・バーンズがこの試合を引き受けてくれて嬉しいよ。厳しい試合になることはわかっている。彼の親友の一人であるビセンテ・ルーケとは1年半ほど前に、ジェフ・ニールとは12月に戦っている。どちらも有望な選手でジェフ・ニールは無敗だった。だからトップランクの選手と戦えるのは良いことだし、自分よりも上位にいる選手を倒すことでもう一度タイトルに向かっていきたいね」

バーンズは今年2月のUFC258でカマル・ウスマンとのタイトル戦に敗れたばかりです。

しかしトンプソンはバーンズがその経験によってより危険な存在になっている可能性を考慮しています。

「彼はあの敗北に打ちひしがれていたから、これまでで最高の自分自身を取り戻したいと思っているはずだ。彼はタイトル争いに復帰するためにハードなトレーニングをしていると思うから、最高のギルバート・バーンズと戦う準備は出来ているよ。最もモチベーションが高く、献身的で打撃やレスリングが素晴らしい選手であることを望むよ。私はこのような選手を相手に自分を試したいんだ。現在私は38歳で長い間戦ってきた。もちろんタイトルのことは常に考えているが、最も重要なのは自分自身を向上させ続けることだ」

「どこまでも向上心を持ち続けて、それを主体にしていればタイトルはあとからついてくると思っている。多くの選手はタイトルだけに集中し、そこに到達するために必要な努力を惜しまない。でも私は多くのハイレベルな選手やチャンピオンたちと一緒にトレーニングをしてきたことで、彼らの考え方を見て自分を大きく変えることができた。試合や勝敗に対する見方が変わったよ。負けを負けと捉えずに学ぶ機会だと考えれば、もっと良くなると思っている。でも彼に良い勝ち方をすれば、タイトル戦ができると信じているよ」

ウェルター級ではすでにチャンピオンのカマル・ウスマンが上位選手を相手に防衛しており、2巡目に入ろうとしています。

しかしトンプソンはバーンズに勝てばタイトルに挑戦するチャンスがあると考えています。

「もし私が良い勝ち方をしたら、彼が挑戦を受けてくれることを願っているよ。彼がトップ5の中でまだ対戦していないのは私だけだ。キャリア初期にはレオン・エドワーズと対戦している。コルビー・コビントン、ギルバート・バーンズとも戦っている。唯一戦っていない相手は私だけだ。だから実現させようじゃないか。もちろんギルバートのことを見て見ぬふりはしていないよ。今週土曜日にはタフな相手が目の前にいるんだから、準備をしなければいけないね」