元UFCライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズはヘビー級転向に向けて準備を進めているようです。
今週行われたUFC殿堂入りのセレモニーではジョーンズが姿を現わしました。
Jon Jones says he’s working to be 270 pounds for his heavyweight debut and plans to fight in the second quarter of 2022. ? pic.twitter.com/0KxQnYa05C
— MMA Junkie (@MMAjunkie) September 24, 2021
久しぶりに記者たちからの質問に答えたジョーンズは、現在の状況やトレーニングについて誇らしげに語っています。
「今は255ポンドくらいだ。とてもいい感じだね。目標は270ポンドまで増やすことで、ヘビー級の選手の中で最も技術的に優れ、最もコンディションが良く、最も強い選手になることだ。これからもその目標に向かって頑張り続けていくよ。俺はとても根気強く、あと数ヵ月やるべきことがあるのはわかっている。もし今日の俺の姿に感心する人がいたら、復帰したときの俺の姿を見るのが待ち遠しいだろうね。そのためにもっと多くのことをやろうと思っているよ」
「以前は試合の約10週間前からトレーニングを始めていた。その期間に体脂肪を落とし、カーディオトレーニングを行い、スキルを高めようとしていたんだ。今はキャリアで初めて一貫してトレーニングを行っている。今のカーディオは試合に相応しいものだと思っているよ。トレーニングキャンプに入ればさらに高いレベルになるだろうね。今は以前よりも良い体型になっていると感じているよ。よく眠れて、よく食べて、お酒の量も減った。とてもいい感じだよ」
ヘビー級では今後正式なチャンピオンであるフランシス・ガヌーと暫定チャンピオンであるシリル・ガーヌがタイトル統一戦を行うことが期待されています。
ジョーンズはガヌーとの対戦を望んでいるとしながらも、目標はあくまでもチャンピオンになることだと語っています。
「俺が最も望んでいるのはタイトル戦だ。タイトル戦になればビッグマッチになると思う。もしヘビー級でフランシスよりもビッグなスターがいれば、タイトルを持っていなくてもその選手を狙うだろう。でもヘビー級ではフランシスが最大のスターだと思う。それに彼はタイトルを保持している。彼と戦うことが俺の望みだよ」
「(ガヌーとガーヌは)どちらにも期待している。2人は全く違う戦い方を見せてくれると思うが、フランシスの方がビッグスターだ。もしフランシスが負ければたくさんのものを失うことになる。ただどちらが勝つかは気にしないよ。俺はチャンピオンになりたいだけだからね」
ヘビー級転向も金銭面で納得していなかったジョーンズでしたが、新たに雇ったリチャード・シェーファーによってすでにダナ・ホワイトとは話し合いが行われていることを明らかにしています。
「(関係が改善されたことは)良いことだね。俺がTwitterでダナを攻撃して感情をぶちまけるのではなく、(ボクシングプロモーターの)リチャード・シェーファーをアドバイザーとして雇ったことは、これまでで最も良い決断の一つだ。俺がTwitterでファンとやり取りをする代わりに、シェーファーが最も重要なことを突き詰めて、必要な人に話をしてくれるようになったんだ。関係は良好だよ。シェーファーは本当に助けてくれたんだ」
「ダナは次の試合での増額を保証してくれたよ。そのことにとてもワクワクしているんだ。ペイパービューがベースになると思うから、稼ぐために働かなければならないし、試合をアピールしなければならない。それはこれまで俺が苦手としてきたことだと思う。マクレガーのような選手はとにかくトラッシュトークばかりしているね。彼はそれがとても上手いし、得意なんだろう。自分を売り込むのが上手いんだ。一方で俺は常に勝つことに集中してきた。ヘビー級になって復帰したら、もっと論争をやってペイパービューをさらに売れるようにしたいと思っているよ」
ジョーンズはいつ頃ヘビー級デビューを果たすのかと聞かれ、来年だと語っています。
「2022年の第2四半期(4月~6月)のどこかになると思う」