UFC271のメインイベントで行われたイスラエル・アデサンヤ対ロバート・ウィテカーのミドル級チャンピオンシップは、アデサンヤが判定で勝利して防衛に成功しました。
アデサンヤはチャンピオンになってからこれまでヨエル・ロメロ、パウロ・コスタ、マーヴィン・ヴェットーリに防衛しており、新たにウィテカーにも勝利して4回目の防衛を果たしています。
アデサンヤは試合後の記者会見で今回のウィテカー戦について語っています。
「10点満点中7点だね。悪くはなかったよ。良いチェスマッチだった」
「口で言うほど易しくはない。すでに以前彼と一緒に戦ったことがあるならわかるだろう。みんな忘れやすいような気がする。でも彼らは俺と一緒にやってみると、『ヤバい、思ったよりも簡単じゃない』と気づくんだ。そう、ただ自分たちの知っていることを思い出せばいい。我々は2人とも世界一になろうとしているけど、今夜は俺が世界一だよ」
またUFC271のメインカードでは同じミドル級のジャレッド・キャノニアがデレク・ブランソンに勝利しました。
キャノニアはウィテカーに敗れたものの、直近6試合で5勝目となりました。
アデサンヤはキャノニアについても語っています。
「この階級は手強い選手だらけだが、フレッシュなヤツを楽しみにしているよ。(キャノニアの試合を)詳しく見ていないんだ。ただ断片的に見ただけだ。彼が打たれたりテイクダウンされたりしたのを見たよ。その後ブランソンにエルボーを食らわせていた。よく見ていなかったけどね。あとで試合を見返せばそれが何なのかわかるだろう。彼は発言していたね。計量が終わった後、彼に『俺と戦えるようにこいつを倒してくれよ』と言ったんだ。彼は『やってやるよ』と言っていた。だから『俺もだ』と言ったよ。俺は約束を破らない男なんだ」
なおUFCのダナ・ホワイトによると、次の挑戦者はブランソンに勝利したキャノニアになるようです。
ホワイトは終了後に次のように語っています。
「キャノニア対ブランソンを見て、どんな展開になるのかワクワクしたんだ。すごい試合だったね。そしてキャノニアにはダメだと言うつもりはないよ」