インタビュー・コメント

ヘンリー・セフード「クルーズには痛い目に合わせたい」

今年の6月にフライ級タイトルに続いてバンタム級タイトルを獲得した2階級チャンピオンのヘンリー・セフードでしたが、その直後に肩の手術を受けたことから長期欠場中となっています。

セフードは『ESPN』のインタビューで、もうすぐ回復するため来年早々には復帰する予定だとしながらも、対戦相手についてはまだ何も決まっていないと語っています。

「トレーニングを開始できるようになるまであと3~4週間くらいだと思う。11月の第1週目には100%準備が整うと思うよ。100%の健康状態になってUFCと話し合いをするまでは、(対戦相手の)決定を下したくないし、それについて言うのはうんざりだ。ダナおじさんとどうなるかや交渉上で何が起こるかわからないまま早まったことはしたくはない。彼らは私のことを気にかけてくれるけど、私にとっては大きなことなんだ。私にとって重要な意味がある」

「私には2本のベルトがある。ダニエルがやったことも知っているよ。私はそこに首を突っ込みたくはない。なぜならボスや組織と話し合う必要があるからだ。私はレジェンドマンだ。これからレジェンドのように目標となる数字を達成していかなければならないんだ」

「それは私の仕事ではない。アリ(アブデルアジズ=マネージャー)の仕事だよ。私は彼を信頼しているし、ダナ・ホワイトと話をするべきだって感じている。これは真剣な問題だ。私のレガシーはまだ上書きされているが、少なくとも数字が必要だ。数字が必要でそこには選択肢がある」

セフードは来年復帰する予定でいるものの、まだフライ級とバンタム級のどちらで防衛戦を行うかすら決めていないとしています。

「125ポンドなら間違いなくジョー(ベナビデス)との試合になり、135ポンドには戦いたい選手が2人いる。ドミニク・クルーズと可能性があればフランキー・エドガーだ。あとは別のレジェンドとも戦いたいね」

以前ダナ・ホワイトは、セフードがケガから復帰したらまずはフライ級タイトルを防衛するべきであり、もしやらないのなら返上する必要があると言及していました。

セフードはフライ級タイトルを剥奪される可能性について問われたとき次のように語っています。

「それは問題ないよ。最終的にはベルトを手放す必要がある。2つの階級を保持するのはストレスのかかることだ。私はそのストレスを望んでいないんだ。だから選ぶ必要があるし、正直言うと、135ポンドの方がより興味をそそられるね。より多くの個性ある選手がいる上に、それほど減量をする必要がない。でもジョーとの対戦では負けた記録が残っているから、それは少し煽り立てられるね」

ベナビデスとの敗戦の借りを返したいセフードですが、バンタム級では特にドミニク・クルーズとの対戦に興味を持っています。

「彼には痛い目に合わせたい。それが135ポンドで彼を一番に選ぶ理由だよ。彼は生意気なヤツだと思う。彼は思い上がっていて、私はそれが本当に嫌いなんだ。彼が誰かと戦うときにはいつも彼らの人柄について語ろうとする。私にとってそれはエンターテイナーであり、試合を盛り上げることだけど、私は彼が好きじゃない。ドミニクが嫌いなんだ。私はイージーファイトや調整試合をやりたい。だからドミニク・クルーズ、もし君が見ているなら、トリプルC(チャンピオン)に向かってひざまずくんだ」