インタビュー・コメント

デリック・ルイス「アッパーカットは練習していた」

週末に行われたUFCファイトナイトのメインイベントでは、デリック・ルイスがカーティス・ブレイズを相手に第2ラウンドノックアウトで勝利しました。

試合はテイクダウンを試みたブレイズに対して、ルイスがアッパーカットで反撃し、その時点ですでにブレイズは意識を失っていたものの、まだ試合が終わっていなかったことからルイスは続けて2発のパンチを浴びせました。

試合後にルイスはブレイズのコーナーに向かって口論となっていたものの、試合後の記者会見でルイスは試合が止まるまでは攻撃を続けるつもりだと語っています。

「だって彼のコーナーやコーチがふざけるなって言ったんだ。でもそれは俺のせいじゃないし、ハーブ・ディーンのせいだって言ったんだ。レフェリーが引き離すまで戦い続けるつもりだよ。それは誰であっても言えることだね。自分にも同じことが起こり得るだろう。レフェリーがストップと言うまで戦い続けるよ」

「このままスイッチを切ることはできない。それができる選手もいるが俺にはできないね。レフェリーが引き離すまで待たなければいけないし、何が起こるかわからないからだ。彼が(WWEの)アンダーテイカーに変身して起き上がって攻撃してくるかもしれないだろう。予測できないことだ。だからレフェリーが止めるまで続けるんだ」

ルイスは今回の試合で12回目のノックアウト勝利となり、ビクトー・ベウフォートと並んでノックアウト数のトップとなりました。

今回の試合では当初上手く体が動かなかったとするルイスでしたが、作戦通りにアッパーカットが決まったことを明らかにしています。

「目覚めることができなかったね。裏ではオクタゴンまでずっと歩いていたんだが、第1ラウンド、第2ラウンドは体が動かなかった。なぜかはわからないけどね。今日はエネルギーが足りなかったんだ。第1ラウンドでもっと爆発力が欲しかったが、引き金を引けなかった。でも俺は彼が攻撃してくるのを待っていただけだった。他のことは何も気にしていなかったよ。彼が攻撃してきたらアッパーカットか膝を打ち込むだけだった。そう考えていたんだ」

「第1ラウンドの終盤には、彼が混乱しているなって思ったよ。頭の中で自分にそう言い聞かせていた。彼のコーチは良い調子だって盛り上げようとしていたが、俺は自分がゲームを支配していると言い聞かせていたんだ。第2ラウンドが始まって、彼が少し出てきたから攻撃してくるだろうなって思っていた。俺はただ我慢するしかなかったね。(アッパーカットについては)ずっと練習してきたんだ。彼との試合のために12週間かけて準備してきたよ」