インタビュー・コメント

TJディラショー「復帰に向けて話し合っている」

UFCのバンタム級は現在混戦となっており、その筆頭となっているアルジャメイン・スターリングは3月のUFC259でチャンピオンのピョートル・ヤンに挑戦します。

2019年1月に2年間の出場停止処分を受けて、現在再び戦う資格を得ている元チャンピオンのTJディラショーがその試合の勝者と対戦する可能性について言及しています。

ディラショーはポッドキャスト『Real Quick with Mike Swick』のインタビューで、返上したベルトを取り戻す準備は出来ていると語りました。

「復帰に関して誰もが理解に苦しむだろうが、俺はベルトを獲りに行く準備が出来ている。もし自分にそのチャンスがあるとしたら、ヤンが俺と戦いたがっているのは知っているし、すでに公に話しているから、3月6日にスターリングと戦ってどうなるか見てみよう。彼にとっては厳しい試練となるだろうが、俺との試合を彼は望んでいる。俺はベルトを失ったけど、このスポーツを離れたわけではないと思っている。彼はベルトを獲得するためにチャンピオンを倒したわけではないし、真のチャンピオンと言えるのか多くの憶測が飛び交っているのをわかっているから戦いたがっているんだ。だから今彼にとっては俺が最も興味のある存在だよ」

「おそらく彼は俺をとらえるためには復帰初戦に戦うことがベストだと考えているのかもしれないね。でもそれは俺も望むところだ。最終的な目標はチャンピオンになることだからね。チャンピオンになれば最高のものがついてくるからやらない理由はないだろう」

ディラショーは復帰戦に向けてすでに交渉中だとし、バンタム級のトップ選手と戦う可能性を示唆しています。

「話し合いはあったけど、まだ何も発表できないんだ。良い状況にいるよ。トップ5にいるみんなが俺に呼びかけてくれたんだと思う。復帰して最高の試合をしたいね。もう35歳だし、人生でいろいろなことがあったから、復帰して自分が最高のバンタム級選手であることを証明したいし、最高の試合をしたい。もしそれがすぐにタイトル戦になれば、それはそれで良いことだね。トップ5の誰かと戦えるなら最高だよ。俺に対戦を呼びかけてきた選手に対してはUFCに全員イエスだと答えてきたし、早く復帰したい気持ちを示しているだけなんだ。早くベルトを取り戻したいから、トップレベルの選手であれば問題ないよ」

ディラショーはヤン対スターリングのチャンピオンシップについて、チャンピオンのヤンにとって厳しい試合展開になるとしながらも、最終的にタイトル防衛をすると予想しています。

「選手のスタイルからすると、ヤンにとって厳しい試合になると思う。ヤンは多才な選手だ。彼の方が多くのスキルを持っているが、スターリングのレスリングはアグレッシブだ。距離を取った後にしっかりと掴んでくるレスリングや柔術が素晴らしい。45秒でサンドヘイゲンに勝った試合を見て欲しい。彼のグラップリングの素晴らしさがわかるだろう。だからヤンにとって最大の弱点はレスリングだから厳しい試合になると思うんだ。彼は過去にレスリングでベラトールのヤツに負けたことがある。だからこの試合で彼のMMAレスリングの進歩が見れるかもね」

「立ち技ではヤンの方が技術的な面で多才だから、おそらく俺はヤンに賭けるだろう。しかし強情なレスラーを侮ることはできないね。彼は俺に対戦を呼びかけようとしているが、自分の計画通りにいくとは考えない方がいい。だが彼がスターリングを乗り越えてトップのままでい続けると確信しているよ」