インタビュー・コメント

カマル・ウスマンがマスヴィダル戦について言及する

次回ペイパービューのUFC261では、カマル・ウスマン対ホルヘ・マスヴィダルのウェルター級チャンピオンシップが行われます。

昨年のUFC251で急きょ欠場したギルバート・バーンズに代わってマスヴィダルが出場したものの、1週間前に決まったこともあってマスヴィダルは精彩を欠いていました。

そしてウスマンがマスヴィダルをこの階級最大のスターだとし、再戦を望んだことで実現することになりました。

しかしウスマンはマスヴィダルをスターだと表現したことに批判が寄せられており、これに対して誤解があるとしています。

ウスマンは『ESPN』のインタビューでマスヴィダルに対して憧れを持っているわけではないと語りました。

「あれは事実とそうでないものがある。誰かがスターだからと言って、それが私のなりたい姿だとは言えないよ。私は世界中の誰もが望むものを持っているんだから、それは間違っているね。彼は今多くの注目を集めているか?もちろんだ。私は常に現実主義者だ。これまでに戦った選手たちを見ても、今の私は彼ら全員を追い越している。今レースをしているとしたら、みんなを周回遅れにしているところだ。彼は最初に戦ったから、少しでも多くの注目を集めてくれるだろうか?もちろんそうだろう。彼の価値を下げるつもりはない。彼がやってきたことには尊敬に値するが、正直なところ、私はみんなが欲しがるものを持っている。彼は一人でペイパービューで稼ぐことはできない。私と戦わなければならないんだ」

またウスマンはマスヴィダルに前回の試合で完全に勝利できたとは考えていないと語っています。

「正直なところ彼を打ちのめしたかったがそこまでできていなかったように思っている。何年も前にジョンが言っていたことだが、相手と戦うときに満足できる何かがあるんだ。戦っているときには自分と相手にしかわからない瞬間がある。相手がどれだけ自分を殴って来るのか、自分がどれだけ相手を殴るのかわかるのはお互いだけだ。マスヴィダルの場合は、私が望んだほど完全には打ち負かせなかったと思っている。他の選手については心を打ち砕いたと思っているが、彼の場合は完全にそうできたとは思えない。だからこそ私を夢中にさせているし、この仕事を続けている理由だよ」

またウスマンとの再戦を望んでいるコルビー・コビントンについて、ウスマンはコビントンにさらなる試合を求めており、戦って結果を出さないとタイトル挑戦はできないと言及しています。

「自分はアクティブにやりたいが彼はアクティブさを示していないね。それが問題だ。チャンピオンはその階級で最もアクティブな選手になることはできない。さっきも言ったが、私はみんなを周回遅れにして今また試合をやろうとしている。ただ自分を選んだ欲しいと待っているだけではいけないよ。アクティブさを見せるんだ。自分はそうする必要がない。それに以前にもやってきている。今は彼がタイトル争いをするチャンスを再び得るために、相応しいことをみんなに示す必要がある。タイロン・ウッドリーに勝ったからタイトル挑戦権を得る資格があるなんて悠長なことは言ってられないよ。それではタイトル挑戦権は与えられない。もしUFCが必要とするなら、私がマッチメイクに加わるもできる。誰と誰が戦って、もし彼が勝ったら次は私が戦おうって感じでね。もしUFCが求めてくれば必ずそうするよ」