今週末のUFC274ではマイケル・チャンドラーとトニー・ファーガソンが対戦します。
チャンドラーはベラトールから鳴り物入りでUFCに加入し、デビュー戦でダン・フッカーに1ラウンドTKOで勝利した後、2戦目でチャールズ・オリベイラとのライト級チャンピオン決定戦に出場することになりました。
それに対してファーガソンは今週行われた記者会見で、ダナ・ホワイトの特権だと発言したものの、自分の発言に滑稽さはなかったと語っています。
「あんなの全くおかしなことだと思わないね。みんながそれを見て笑っているけど、誰も最悪とは言っていない。ダナの特権というか、そういうものを感じるよ。もうあまりおかしさはない。あまりおかしなことだとは思わない方がいいと思う。だからこの週末はとても真剣に取り組んでいる。ダナ・ホワイトが寵愛するヤツをぶっ飛ばしてやるよ」
「チャンドラーに個人的な恨みは何もない。だが本当のことをいうと、会社からの仕返し戦術にはうんざりしているんだ」
ファーガソンは選手たちが最近報酬が低いことに不満を持っていると指摘しました。
ホワイトがボクサーは報酬をもらい過ぎと言いながらも、ファーガソンはUFCが他のスポーツでお金を稼ぐことを許さないことに不満を示しています。
「個人的には我々の報酬は安いと思う。あまり多くを語るつもりはない。ダナは先日何か言っていたね。MMA Fightingの記事だと思うが、ボクサーがいかに過大な報酬を得ているかということを語っている記事が実際に掲載されていた。俺がダナにボクシングをやりたいと言ったら、彼はノーと言ったんだ。なぜだ?俺は野球もやりたいし、他のプロスポーツもやりたい。俺はアスリートだ。他のスポーツも高いレベルで経験してきた。フットボールでは27勝1敗で選手権を制覇した。グランド・バレー州立大学のレスリング部出身だから、レスリングをやりたい。俺はこの2つのことをやりたいのに、この男がまるで麻薬の売人みたいにこんなことをしちゃダメだと言うんだ。家族のためにもっとお金を稼ぎたいのにね」
「プロモーターは時々麻薬の売人みたいなことをする。彼らはこっちに来いと言って、あちこちにチップを投げつける。そしてその愚かな行為にノーと言う意志がなければ犬のようになるんだ」
ファーガソンはUFCに対してこれまで不満を口にしてこなかったものの、心の中ではかなりため込んでいたようです。
「君たちは今耳を傾けてくれている。それは興味深いことだ。だから俺は取材を受けていないし、ずっと口を閉ざしているんだ。多くの選手が長い間口を閉ざしていた。他の選手たちにも聞いてみればいい。犬のようになっている選手にね。なぜならそれを考えたり、言ったりしているのは俺だけじゃないからだ。彼らにも聞いてみてはどうだろうか?」