6月11日にシンガポールで行われるUFC275では、グローバー・テイシェイラがイリー・プロハースカを相手にライトヘビー級タイトルの初防衛戦を行います。
テイシェイラは現在42歳で近い将来引退することも考える必要があります。
テイシェイラは『The MMA Hour』に出演し、将来の引退について語りました。
「絶対とは言わないけど、もし完璧なプランがあってこの試合に勝ったらということだろう。もちろん自信はある。でもトレーニングキャンプに入るずっと前にみんなから質問されると、もう1回くらいは戦えるかもしれないと思ってしまうんだ。でも今キャンプ中だから俺はライオンだよ。トレーニングを見に来て欲しい。そうすれば引退について質問されることもないだろうね。トレーニング方法、体調、最近のキャンプの状況など全てにおいてとても満足しているからだ」
「いずれは引退したい。完璧なシナリオはシンガポールで彼に勝って、11月にマディソン・スクエア・ガーデンでヤン(ブラホビッチ)と戦い、それで終わりにすることだと言った。でもそんな風に決めたくはない。その可能性はあると思うけど、今年中に引退するとか、あと数試合とかそういうことは言いたくないんだ」
テイシェイラのモチベーションはお金よりもチャンピオンとしてタイトルを防衛することにあると語っています。
「お金のためにやっているわけではない。チャンピオンシップのためにやっている。いつも言っているように、我々は見返りなしにとても一生懸命頑張ってきたけど、今は多くのお金を稼げるようになった。周りを見渡して見て欲しい。なぜ俺の人生はもっと良くなっているのか?なぜこれ以上必要なのか?お金のためではない。今戦っているのは自分がチャンピオンだからであり、このタイトルを防衛したいんだ」
「俺は戦うことや試合が好きだ。試合の準備をするキャンプも好きだけど、もうすぐ43歳になる。そろそろ考えてもいい頃だ。このスポーツから引退したいのであって、引退させられたくはないね。トップで引退したハビブ(ヌルマゴメドフ)には脱帽するよ。お金によるモチベーションはない。1,000万ドルや2,000万ドルも稼いでいるんだから、非常に多くの金額を提示されても彼は復帰しない。彼はもうやりたくないと引退したんだ。それは俺にも言えることだ。もうやりたくないと思ったその日だね。自分がやりたくないと思ったときが終えるときだよ」