今週末に行われるUFC276のメインイベントでは、イスラエル・アデサンヤがジャレッド・キャノニアを相手にミドル級タイトルの防衛戦を行います。
挑戦するキャノニアは一時期タイトル挑戦が近づいたもののロバート・ウィテカーに敗れ、その後はガステラム、ブランソンに勝利してタイトル挑戦権を獲得しました。
今週行われた記者会見でアデサンヤは、キャノニアのことを危険な存在だとし、評価していると語りました。
「正直に言うと、スピリットだ。彼の闘志と真髄だよ。俺自身が共感力が高いからそれを認識しているんだ。偉大なファイターからのエネルギーを何となく感じることができる。こういった人たちのことを大事にしていきたい。偉大な人たち全てに呼びかける。俺は君たちよりも早く彼のことを見抜いていたんだ。彼のことを応援しているよ。彼は一度挫折したものの、その後復活し、次のコンテンダーとしての価値を証明したんだからね」
「過去戦った対戦相手が危険だったように、彼も危険な存在だと感じている。彼らはパワーだと言い続けている。これまでに俺と戦った人から聞いたことがあるかい?ああ、これがパワーかと。同じような曲ばかりだ。新しい曲を選んで欲しい。この試合に新しい血が流れていることがうれしいんだ。そう、食事の時間だよ」
これまで階級を上げて戦ったブラホビッチ戦を除いて、ミドル級では無敗で勝ち上がってチャンピオンになったアデサンヤですが、弱い相手ではなく強い相手を選んで戦ってきたと語っています。
「俺はいつも対戦相手を選んできた。他の人たちがUFCで上がる過程で対戦相手を選ぶのは、記録を伸ばしたいからだろう。俺がUFCに参戦してから対戦相手を選んできたが、それはちゃんとしたコンテンダーと戦うことで記録を出したいからだ。だからこれまで選んで戦ってきた。今回はへまをしないでやって来てくれたのがうれしいよ。楽しみだね」