9月10日にラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC279のメインイベントでは、ネイト・ディアスとカムザット・チマエフが対戦します。
ディアスにとっては昨年6月以来の試合となりますが、チマエフは『The MMA Hour』に出演し、試合が本当に実現するのか懐疑的だと語りました。
「彼が来てくれるとはまだ信じていないよ。様子を見ることにする。9月10日を待つだけだ。相手は誰でもいい。もし彼がミドル級で戦いたいならそうすればいい。俺ならミドル級でもライトヘビー級でも問題なく戦えるし、関係ないよ」
ディアスにとってこれがUFCとの契約最後の試合であり、今後はUFCを離れる可能性があります。
しかしチマエフはディアスが去るかどうかはどうでもいいことだと語りました。
「自分にとって実はどうでもいいことだ。もしカマル・ウスマンと対戦することになっても同じことをするだけだ。重要なことじゃない。彼はまだ危険な存在だ。最後の1秒まで戦うし、彼と戦えることを嬉しく思うよ。彼はレジェンドの一人であり、みんながギャングスターのように扱っている。誰がギャングスターなのか見せてやるよ。我々はチェチェン出身であり、戦争とともに育ったんだ。ギャングスターなんか朝飯前だよ」
昔から憧れていたネイト・ディアスとの試合を楽しみにしていると語っています。
「マネージャーから決まったと言われたときは、完璧だねと言ったんだ。金を稼いで名前を売ることができる。ネイトは俺のことが嫌いだと言っていたが・・。俺はあいつが好きだし、あいつを見て育った。彼がUFCで戦っていた頃、俺は学生だった。彼と戦えるのはすごいことだし、若い頃の自分にとってUFCは映画のようなものだった。たどり着く場所じゃなくてただ見ているだけのものだよ。今では見ていた連中と一緒に戦っている。チェチェン出身のアメリカ人たちも見ていたよ。今彼らと戦っているんだ」
チマエフは事前のゲームプランは考えていないと語っています。
「彼の顔をぶっ飛ばしにいくだけだ。打撃戦ならノックアウトだし、グラウンドならタップさせるよ。いずれわかることだが、自分にとってはどうでもいいことだ。ゲームプランとかそういうものはない。コーチに尋ねることもないし、試合で何をするか話もしていないよ。ただトレーニングでコーチに言われたことをやるだけだ。スパーリングのときに、彼が『テイクダウンだ』と言えばテイクダウンするし、『ジャブだ、動け』と言えばそうする。そんな感じで彼の言うことを聞いているよ」
「そして試合ではスパーリングと全く同じことをするし、時には相手をテイクダウンしてギブアップさせる。ケージの中でも同じように戦わなければならないと理解しているよ。これが自分のゲームプランで、ああやってこうやってみたいなことはないんだ。ゲームプランとか考えられないね。自分の戦い方をするだけだよ」
チマエフは試合結果の予想をしました。
「第1ラウンドか第2ラウンドだ。いずれわかることだよ」