9月10日にラスベガスで開催されるUFC279では、ネイト・ディアス対カムザット・チマエフが行われます。
UFCのダナ・ホワイトは今週行われたコンテンダーシリーズ終了後の記者会見で、ディアスについてコメントしました。
「ネイトのことをとても気にかけているよ。ネイトのことが好きだし、彼がここに来たのはあの試合が実現するずっと前のことで、彼の最後の試合になると話していたんだ。ネイト・ディアスがこれまでやってきた信じられないような試合やビッグファイトを考えたら、好きにやれよって話したよ。だが彼と試合をするのは案外簡単ではない。みんなは『じゃあ試合をすればいいじゃないか?』って言うよ。彼はフランシス・ガヌーを求めたんだ。まだまだ話はあるがこの辺で。でも実現したんだ。彼が望んだ試合だよ」
ディアスといえば、コナー・マクレガーと2試合戦っており、どちらも多くのペイパービューが販売されました。
ホワイトはディアスの相手がマクレガーにならなかった理由について語っています。
「コナーはまだ準備が出来ていない。足が治っていないんだ。ネイトは待つこともできるがそれを望んでいない。彼が何を考えているのかわからないが、今ここで戦う準備が出来ている。彼が戦いたいというからそうすることにした。それはいつでもできる試合の一つだけど、そう上手くはいかなかった。コナーとネイトのようにお互いに強く求める者がいれば結局はそうなるんだ」
また10月22日にアブダビで開催されるUFC280でピョートル・ヤン対ショーン・オマリーが行われると発表されました。
ホワイトはこのマッチメイクが実現した裏側について語っています。
「マッチメイクをしていてショーン・シェルビーがあの試合を思いついたんだ。彼があの試合を望んだんだよ。私は『正気か?その試合は組まない方が良い』と言った。だが彼は私に組む理由を教えてくれたし、オマリーも準備万端だ。オマリーは10月で28歳になり今が最盛期だ。結局彼は私にその試合を売り込んだんだ。そして最も重要なのは2人とも試合を望んでいたということだ。さらに発表したときにはみんなが熱狂して気に入ってくれた。それ以上に重要なのは本当に良い試合になることだね」