インタビュー・コメント

カムザット・チマエフ「ディアスと戦いたかった」

UFC279では当初ネイト・ディアス対カムザット・チマエフが行われる予定だったものの、チマエフの体重オーバーによってケビン・ホランドと対戦することになりました。

チマエフはホランドに勝利したものの、試合後の記者会見でディアスと戦わなかったことを残念に思っていると語りました。

「もし彼と戦っていたら、彼のことを殺していただろう。刑務所に入っていただろうし、だから満足しなければならないかもしれないね」

チマエフはUFCが指定した医師によって減量が中止され、ディアスとのウェルター級マッチに向けて体重オーバーすることが確実視されました。

最終的にUFCは対戦相手をホランドに決定したものの、チマエフはディアスと戦いたかったと語っています。

「俺は戦わずに帰らなければならないと考えていた。戦いたいんだ。ラスベガスに来たからにはディアスと戦いたい。お金なんてどうでもいい。俺のお金を全部あいつに渡して俺と戦わせればいい。もし彼が『俺はギャングスターだ』とか言っていたら、体重は気にしないだろう。そして俺がバックステージで1対1になったとき、10人の男がいたのに俺に飛びかかろうとするんだ。だからもし彼らが申し出てきたら戦いたいね。体重とかそんなものはどうでもいいんだ」

メインイベントではディアス対ファーガソンが行われましたが、チマエフはディアスの動きに感銘を受けなかったと語りました。

「あの試合を見たか?どうやってキック、パンチ、レスリング、グラップリングをやっていたのかを見たかい?あいつらは年を取っているし、俺は若いんだ。俺はキラーだ。みんなが何を言っているのか理解できないね。この男はアメリカ出身で、ここが彼のホームだ。彼のようなヤツらがいる。なら俺の国で戦わせろ。今にわかるよ。ディアスを好きなヤツなんていないさ。誰もディアスの名を口にしない。もし言えば殺されるだけだよ」

UFCのダナ・ホワイトは今後チマエフがミドル級になるかもしれないと語っています。

チマエフはミドル級に転向した場合、ロバート・ウィテカーと戦いたくない考えを明らかにしました。

「あの選手は好きだから、良い選手たちとは戦いたくないね。俺はバッドガイと戦いたいんだ。そのことを残念に思わないで欲しいね。彼とは一緒に練習したい。彼は本当に良い選手で、世界でもトップクラスの選手の一人だ。彼の大ファンだから試合は全部見ているよ。トレーニングの仕方とかそういったものも全部見ている。多くの選手が俺と戦いたがっているが、ロバートは俺のことを悪く言わない。俺の悪口を言うヤツは大勢いる。そいつらをぶっ飛ばしてやるんだ。いずれわかることだよ」

チマエフは次の試合がウェルター級かミドル級かはあまり気にしていないと語っています。

「コーチの言うことを聞くつもりだ。彼がウェルター級にしろというならウェルター級にする。ヘビー級でと言われればヘビー級にするよ。俺は気にしていない。トレーニングキャンプは彼が言った通りにやる。一生懸命トレーニングして決して止まることはない。ジムだけが俺の人生だよ」