インタビュー・コメント

TJディラショー「ケガを治す前にベルトを取り返したかった」

TJディラショーはUFC280でバンタム級チャンピオンのアルジャメイン・スターリングに挑戦しました。

しかし試合中に肩を負傷したことで劣勢となり、第2ラウンドTKOで敗れました。

ディラショーは『ESPN』のインタビューで、過去にこういった状況はあったとし、負傷は今に始まったことではないと語っています。

「以前にもこういった状態で戦ったことがあった。2度肩をケガした状態でコーディ・ガーブラントをノックアウトしたんだ。あのガーブラント戦では両肩を脱臼していた。ガーブラントとの最初の試合の前に、『ジ・アルティメット・ファイター』のコーチ・チャレンジで左肩を痛めたんだ。平均台でテザーボールをしていて落ちてしまい、自分を受け止めようとして肩を痛めてしまった。そのファイトキャンプでは肩を10~15回ほど脱臼したよ。痛くてグラップリングに影響があったけど、試合をやらないという選択肢はなかった。タイトルを取り返したかった。今と同じような状況だね。俺は世界一だと思っている。だから体を治す前にベルトを取り返したい。だって肩を治そうとすると1年間は欠場することになるし、復帰できる保証もないからね。だからこういったことは新しいことではない。以前にもこういった状況で戦ったことがある。手術が必要だったけど、進んで受ける気にはならなかった。ベルトを取り戻したら考えるよ」

ディラショーはスターリングに勝つ自信があると語っています。

「選択肢を検討しているところだ。誰と戦うのか、どうなっているのか。アルジャメイン・スターリングはバンタム級でベストな選手だとは思わないし、危険な選手だとも思わない。勝てると信じているよ。コーリー・サンドヘイゲンは片目と片足で戦う危険な相手だった。ガーブラントを肩がめちゃくちゃな状態で2回ノックアウトしたけど、彼ももっと危険な戦いをしているような気がするよ。だから自分の選択肢を吟味している。俺は今でも自分が世界一だと信じているし、ベルトを獲りに行くつもりだ。俺が謝ったのはとても残念だからだ。個人的にはとてもムカついていたけど、タイトル挑戦権を得るために並んでいる人も大勢いる。だから意図的にやったから謝ったというわけではなく、その状況に対して謝ったんだ。アルジャメイン・スターリングはこの階級でベストの選手ではないし、多くの選手がそれをわかっている気がする。とても素晴らしい機会だった。 彼との相性はとても良く勝てる試合だったと思っている。ベルトを取り返すためには、もっと厳しい戦いが待っているような気がするんだ。このチャンスを逃すわけにはいかないね」