元UFCバンタム級王者TJディラショーは、アルジャメイン・スターリングがベルトを持っているならば、再びチャンピオンになれると考えています。
彼は以前スターリングをUFCの中で最も倒しやすいチャンピオンと呼びました。
ディラショーは『The MMA Hour』に出演し、スターリングについて次のように語りました。
「そもそも彼はベルトを授かったようなもので、そして(UFC273で元チャンピオンのピョートル・ヤンとの再戦で)勝ってやっと成功した。彼は偉大な選手で連勝してトップに立った。しかし最高のチャンピオンだとは思わないんだ。特にこの階級では彼がベストな選手だとは思わない。そしてこのチャンスを逃すわけにはいかなかった。でもまぁ俺の意見は変わらないよ」
現在いるバンタム級の選手の中で、誰がスターリングに最も勝つ可能性が高いかと聞かれたディラショーは、スターリングのチームメイトの名前を挙げました。
「彼のチームメイトであるメラブ(ドバリシビリ)が彼を倒すと思う。彼には強みがある。トップレベルの選手でもグラップリングが上手くないから、彼でも倒せる選手はいるからね。だからおそらく俺は個人的にどのように彼とマッチアップするかを考えている。というのも、彼のレスリングに対応できないような相手とも相性が良いからだ。だから彼はマッチアップ次第でいい勝ち方をしてトップに残れるかもしれないが、あまり危険な選手ではない。彼はノックアウトしに来るような相手ではない。彼は自分の能力を最大限に発揮して頑張ろうとするだろうね」
最近バンタム級では元UFC2階級チャンピオンのヘンリー・セフードの復帰が噂されています。
ディラショーはセフードならスターリングに勝てるだろうと語りました。
「ヘンリー・セフードにとっては最高のマッチアップだと思う。彼にはレスリングの経歴があるし、打撃はアルジャメインよりもずっと優れていると思うんだ。アルジャメインはあまり骨組み的なものがない。彼のファンキーさが功を奏しているのだろう。というのも彼は本来の構えで打撃をしないし、彼の打撃の90%はキックだ」
ディラショーが出場停止処分を受ける前、チャンピオンだったときの最大のライバルはコーディ・ガーブラントでした。
ガーブラントとの再戦について聞かれたディラショーは、検討する価値もないと一蹴しています。
「そんなの調査することさえしないよ。それは全く意味がない。どうしてまだあいつはUFCにいるんだ?彼は直近6試合で5敗している。俺は世界タイトルのために戦っているんだ。リーチがかかっている。俺が復帰する前に、おそらく彼は2敗してしまうだろう。努力する価値もないよ」