インタビュー・コメント

ジャン・ウェイリー「来年は中国でタイトルの防衛戦をしたい」

UFC281ではジャン・ウェイリーがストロー級チャンピオンだったカーラ・エスパルザに勝利して、タイトルを獲得しました。

試合後の記者会見でウェイリーは、将来のタイトル防衛戦の開催地として中国が検討されることを望んでいるかと聞かれ、次のように語っています。

「もしUFCがやってくれるなら、来年は中国でタイトル防衛戦をしたいと思います。10億人の中国人のMMAファンは中国での大きなペイパービューイベントの開催を望んでいます」

ウェイリーは今後MMA選手として成長するために、中国の武術を取り入れる考えを明らかにしました。

「MMAはとても総合的なスポーツだと思います。将来的に私は中国の伝統的な武術の技も取り入れて、より多くの武術を試合中に使っていきたいと考えています。八極拳はエルボー攻撃がとても良いです。太極拳はパワーと強さの使い方の基本がとても優れています。 今でも私は、太極拳の原理に基づいた筋力トレーニングやコンディショニングを行っているんです。ですからそのような種目の考え方や原理を、現代のMMAに取り入れることは可能だと思います」

UFCは上海にパフォーマンス・インスティテュートを建設するなど、中国への進出を積極的に進めています。

ウェイリーは、中国でのMMAの急成長をUFCのおかげだと語っています。

「私が初めてベルトを巻いたことで、中国の若い人たちや女性がこのスポーツを始めることが多くなったように思います。2019年に中国で作られたUFC PI上海から、中国でのMMAの発展はとても早いです。またUFCにも感謝の気持ちを伝えたいです。UFC PIのように、全ての選手やこのスポーツに対して大規模なサポートを提供しています。上海でもラスベガスでも私のことをとてもよく気にかけてくれています。だからUFCのようなMMAのプロモーションがあることに感謝しています。私たちのことをたくさん支援してくれていますからね」