インタビュー・コメント

イリー・プロハースカがUFCのタイトル返上について語る

元ライトヘビー級チャンピオンのイリー・プロハースカは、当初UFC282でグローバー・テイシェイラとのタイトル防衛戦が決定していました。

しかし肩を負傷したことで欠場することになり、タイトルも返上することになりました。

プロハースカは『The MMA Hour』に出演し、タイトル返上について次のように語りました。

「あれは私にとってとても辛いことだった。多くを語りたくはないよ。でもUFCやディレクターと話し合った結果、このショーを続けなければならないと思ったし、それを尊重したんだ。私としてはチャンピオンであり続けたい。ケガをしていても関係ない。でも今のライトヘビー級をより良くするためにそれがベストなら、自分にとっては問題ではない。私はライトヘビー級だけでなく世界一のファイターになりたい。だからこそタイトルを返上し、フルパワーになって自分の出番を待ちタイトルを奪い返すんだ」

UFC282で代わりに行われたヤン・ブラホビッチ対マゴメド・アンカラエフがスプリットドローになったため、1月のUFC283でテイシェイラとジャマール・ヒルが空位となっているタイトルをかけて対戦します。

それについてプロハースカは何かコメントすることはしないと語っています。

「それに対して私は何と言えばいい?みんな分かっていることだけど、全て私のために戦っている、全て私がチャンピオンであることを示しているなんて言いたくはない。タイトルを返上し、次のステップでタイトルを取り戻すことに集中しているからそういった話はしたくない。どうでもいいことだよ」

肩を負傷しても試合に出場することを望んだものの、最終的に欠場することを決断したと明らかにしました。

「ケガをしていても戦えると信じていたからこそ、試合に出なければならないと考えていた。1ラウンドか2ラウンドで試合を終わらせることができる。必要以上に長くならないためにね。でもみんなTJディラショーのこと(UFC280)を知っている。だからプロフェッショナルでありたいし、チームやUFC、そして対戦相手に対して謙虚でありたいと思っているんだ」

復帰時期についてはまだわからないプロハースカですが、いずれにしてもより強くなって戻ってくると語りました。

「多くの人が8ヵ月や9か月は休むことが必要だと言ってるけど、私は自分の体のことをよくわかっているから3ヵ月か4ヵ月で完璧に治せると思っている。自分の人生には不可能というものはない。もし目標があれば24時間昼夜を問わず取り組むことができる。人間の中にはパワーがあると信じているし、謙虚に全力を尽くしてただ信じるだけだ。一刻も早くこれまで以上に強くなって戻ってくるよ」