11月に開催されたUFC281では、ジャン・ウェイリーがカーラ・エスパルザに第2ラウンドサブミッションで勝利して、女子ストロー級タイトルを獲得しました。
エスパルザは5月のUFC274で当時チャンピオンだったローズ・ナマユナスに5ラウンド判定で勝利して初めてタイトルを獲得していますが、この試合はUFC史上最悪のタイトル戦との声も上がりました。
チャンピオンのウェイリーは『The MMA Hour』に出演し、ナマユナスが敗れた理由について語っています。
「私も同じ経験をしました。チャンピオンになると、ベルトを大事に保持しなければいけないというプレッシャーがものすごくかかりますけど、以前私も同じようなことを感じていました。だから彼女の気持ちがわかるような気がします。ローズはベルトを持ち続けて楽しい試合をしたかったと思うのですが、それは無理な話ですね」
ウェイリーはUFCチャンピオンでいることについて、プレッシャーは感じていないと語りました。
「今はプレッシャーがありません。自分を超えたいし、昔のウェイリーを超えていきたいですね。ベルトはあくまでも自分が向上し続けていることを示すための証拠に過ぎません。それが今の私の見方です。当たり前ですが、誰であろうと永遠にチャンピオンでいられるわけではありません。毎日(UFCパフォーマンス・インスティテュートで)トレーニングをしているんですけど、そこには殿堂入りした選手や偉大な選手、MMAの歴史的な人物の写真が飾ってありますが、彼らは永遠にチャンピオンというわけではありません。それはわかっています。 だからいつかどんなことがあっても、今は前に進むことだけに集中できるんです」
ウェイリーはナマユナスとの再戦について、すぐには実現できなくても今後必ずマッチアップするときが来ると語っています。
「絶対にもう一度彼女と戦いたいですね。次のタイトル戦などおそらくすぐには難しいかもしれませんけど。でもこの先必ず戦うことになりますよ」