インタビュー・コメント

アルジャメイン・スターリング「セフード戦は5月になると思う」

UFCバンタム級チャンピオンのアルジャメイン・スターリングは、次の防衛戦の相手として元UFC2階級チャンピオンでトリプルCことヘンリー・セフードが濃厚となっています。

そしてバンタム級タイトル戦は4月のUFC287に照準を合わせていると報じられました。

しかしスターリングは『The Schmo』のインタビューで、4月にはケガの回復が間に合わず、5月に延期されると語りました。

「トリプルゼロ(ヘンリー・セフード)が次の相手だ。110%彼と次に戦う。でも4月にはならないだろうね。メディカルチームや医師と相談した結果、もう少し時間をおこうということになった。5月になると思うよ。過去の試合と同じ状況になるなんてちょっと不思議な感じだ。(ピョートル)ヤンとの再戦やTJ(ディラショー)戦もケガをしていることがわかったんだ。そしてその後で非常に良い状態になるとわかっていた。トリプルゼロのようなタフな選手と対戦し、引退したままでよかったと思い知らせることができるよう、100%の状態に戻せると思っているよ」

ケガがあることをオープンにすることでセフード戦で不利になる可能性があるものの、スターリングは関係ないと語ります。

「そんなことはどうでもいい。自分のやり方でやっていく。彼はすでに俺がいやがることををわかっている。できるだけ100%に近い状態で臨むつもりだ。過去2試合でも、ほぼ全ての試合前に行ってきたのと同じようにね。選手というのは100%の状態ということはない。だからなるべく健康でいられるように心がけている。TJのときもそうだし、セフードもそうだし、ピョートル・ヤンのときもそうだけど、相手が誰であろうと関係ない。ケージの中に入ってしまえば、自分の運命はほぼ決まってしまうんだ。だから何が起ころうとも最高の選手が勝つ。その最高の選手が常に自分であると信じているよ」

セフードに勝てばタイトル防衛3回となり、バンタム級タイトル連続防衛のUFC記録を更新することになります。

その後スターリングはバンタム級を離れてフェザー級へ転向する可能性も示唆しています。

「第2ラウンドでTKOフィニッシュもあり得るし、ヘンリー・セフードを倒した後は、バンタム級でやるべきことは何も残らないと思っている。ショーン・オマリーが健康であると確認できればおそらく彼とのマネーファイトだろう。彼はグラップリングの準備にもっと時間が必要だから、階級のトップでタフな選手とは戦いたがらない。今戦えば彼を倒すことができるだろうね。だからその試合に誘われるかもしれないし、もしくは俺がフェザー級に上がれば、(チームメイトの)メラブ(ドバリシビリ)が他のバンタム級選手たちを恐怖に陥れることになるかもね」