インタビュー・コメント

コーディ・ガーブラントが現状からの立ち直りを誓う

今週末にラスベガスで開催されるUFC285では、コーディ・ガーブラント対トレヴィン・ジョーンズが行われます。

元バンタム級チャンピオンのガーブラントは、2021年12月にフライ級へ転向したものの、カイ・カラ・フランスに第1ラウンドTKOで敗れたことで、今回は再びバンタム級へ復帰することになりました。

ガーブラントは今週行われたUFC285のメディアデーで、チャンピオンだった当時の勢いを取り戻したいと語りました。

「ここ数年で最高の気分だよ。土曜日に自分のスキルを披露することができるのをワクワクしているよ。私は元世界チャンピオンだ。そんなことがあったんだ。これまでの失敗から立ち直りたいと思っている。人生には浮き沈みがあり、バランスを保つことが大切だと理解しているよ。ただ勢いが必要なんだ。2016年には勢いがあったのを見ただろう。無冠の選手から世界チャンピオンになったんだ。1試合1試合勝ち進んでいけば、必ずトップに返り咲けると考えているよ」

ガーブラントは子供の頃に両親が離婚しており、自身もそれを望んでいたわけではなかったものの、結婚生活が破綻している中で試合の準備をしようとしたことがさらにストレスになったことを明らかにしました。

「正直言うと、あの試合では減量が上手くいったという意味では良い感じだったが、それ以外では生活がボロボロだった。良くなかったし、幸せじゃなかったんだ。私の心はそこにはなかった。オクタゴンまで実感がないまま歩いて行って、もう戦うしかないって感じだったね。減量のせいではなく、減量は良い感じだった。減量は10回以上できたし、125ポンドでも良い感じだったんだ。いろいろなことが手探り状態だった。ここ(ラスベガス)に引っ越してきて、変えるべきところを変えただけで、我々にはキャリアがある」

「結局、離婚することになってしまった。それが試合前で、ファイトウィークには家を売ることになった。私には当時3歳か4歳だった息子がいる。過去に家族が離れ離れになった経験があり、それを望んでいたわけではなかったが、人生を変えなければならなかったんだ」

ガーブラントは2016年12月に当時チャンピオンだったドミニク・クルーズに勝利して、バンタム級タイトルを獲得しました。

しかしその後は6試合で5敗となっており、厳しい状況が続いています。

ガーブラントはこの試合をきっかけに再起していくつもりだと語りました。

「正直なところ、ずっとそうだった。生まれてからずっと疑問を持っていた。私は厳しい環境で生まれ、母は片親で、ここまでやるはずじゃなかった。だから私はただみんなが間違っていることを証明し続けて、謙虚であり続け、自分のやるべきことをやり、毎日トレーニングをしてより良くなっていくだけだ。これはファイトであり、インチの差で決まるゲームだ。幸運にも11勝無敗でチャンピオンになり、当時は25歳だった。私にはまだ闘志が残っていると心から信じている。情熱とハングリー精神がある限り、限界はないんだよ」