インタビュー・コメント

ジョン・ジョーンズがシリル・ガーヌの印象について語る

UFC285のメインイベントでは、ジョン・ジョーンズ対シリル・ガーヌによるヘビー級チャンピオン決定戦が行われます。

ジョーンズはこれまで対戦相手の分析に力を注いでおり、今回の試合でもそれを発揮しているようです。

ジョーンズはUFC285に向けた記者会見で、ガーヌの印象について次のように語りました。

「シリルはナイスガイみたいだね。彼は素晴らしい選手だと思う。フットワークや打撃が素晴らしく両利きだ。良い試合になると思うね」

「シリル・ガーヌのことは尊敬しているが、俺は常に映像を研究しているから多くのパターンを見てしまう。彼は一つのスタンスが好きだね。逆のスタンスのときは彼に傾向がある。それ以外だとあまりレスリングはしないんだということがわかった。回避して逃げようとする。しっかりとしたテイクダウンディフェンスの代わりに柔術に頼り、グラウンドゲームも同様だ。フランシス・ガヌーはトップポジションでコントロールするのを知らない男だったが、あの試合で5~6分コントロールしているのを見たよ。彼は打撃では勝っている。ディフェンス面ではあまり強いキックボクサーではないと思うね。オフェンス面は本当に素晴らしいよ。さっきも言ったように、彼のディフェンスは主にフットワークにあり、2つの大きな穴は柔術とレスリングだ」

ジョーンズはガーヌの弱点として、試合中の前半と後半でフットワークが変わることを指摘しています。

「ヘビー級としては珍しいフットワークと言えるね。ただ試合中ずっとそれを維持しているわけではない。第1ラウンド、第2ラウンド、状況によっては第3ラウンドも、彼は普通のヘビー級選手よりもたくさん動き回っているんだ。しかし映像で見たところ、たいていチャンピオンシップラウンドではその反動が大きくなってしまった。それからもう一つ彼は本当に変わっていて、多くのヘビー級選手はパンチやキックをブロックするための適切なディフェンスを多用する。しかしガーヌは素早く後ろに下がるのを好むんだ。でもそれが彼の才能であり、足を動かす能力なんだ。それ以外は彼のスキル全てが、これまでに見たことのあるものだと感じているよ」