インタビュー・コメント

カマル・ウスマン「キャンプで前回の試合のミスを修正した」

今週末に開催されるUFC286のメインイベントでは、レオン・エドワーズ対カマル・ウスマンのウェルター級チャンピオンシップが行われます。

前回の試合でエドワーズに敗れたウスマンは、約4年ぶりにチャンピオンとしてではなく、挑戦者として試合に臨むことになります。

前回ウスマンは終始優勢に進めていたものの、第5ラウンド残り1分で頭にハイキックを受けてノックアウトされることになりました。

ウスマンは今週行われたメディアデーで、試合に優勢だったもののすでにチャンピオンではなく、あくまでも現時点ではエドワーズがチャンピオンだと語りました。

「そんなこと言えないよ。彼がベルトを持っているのだから、定義上チャンピオンと呼ばれるのは当然だ。彼がチャンピオンだ。私にはわからないし、それは人々が決めることだ。人々が彼をどう見ているかはわからない。でも彼と私の間ではわかっている。他の人たちのことは言えないけど、彼はベルトを持っているのだからチャンピオンだ。でも土曜日には彼からベルトを取り返すつもりだ。私の関心はそこにある。 つまり彼は美しい蹴りを放った。美しかったね。美しいテクニックで彼の勝利は素晴らしいものだったが、そろそろ私が暴れるべきだろうね」

ウスマンは今回のトレーニングキャンプで、前回の試合でのミスを修正することに重点を置いたことを明らかにしました。

「まず一つは頭を蹴られないように両手を上げておくことだ。重要なことだよ。でもキャリアの最初から今に至るまで私の戦い方や全てのパフォーマンスを見て、あとどれくらい変わればいいんだろうか?私は自分のやっていることがどこまで通用するのか指示してくれるコーチに恵まれている。私はトレーニングキャンプや試合の準備に一生懸命で、みんなと差がつくほどハードにやっている。今回のキャンプは、基本的に試合で犯した小さなミスを修正することだった。それだけが目的だったんだ。土曜日、そのミスを修正しているのにどうして負けることになるのだろうか?」

エドワーズは以前、再戦が行われたソルトレイクシティの標高が自身に悪影響を及ぼしたと語っていました。

デンバー郊外のエレベーション・ファイトチームでのトレーニングに慣れているウスマンには、コンディション面で有利になったと主張しています。

しかしウスマンはそれをエドワーズの言い訳だと一蹴しました。

「みんなは彼からたくさんの言い訳を聞いていると思うが、レオンとは初めて戦ったわけではない。最初の試合は2回目のときとよく似ていた。だからもし彼が標高のせいだと信じたいなら、それはそれでいいと思う。彼はそれを信じればいい。私は何も変わらないよ。標高が高かろうがそうでなかろうが、自分のやるべきことをわかっているからね」